第三話 くねくねとの対話
とある日草家探偵事務所に一件の依頼が入った。
カシマ「はい、こちら草家探偵事務所です、どうなさいましたか?、、、、、、」
カシマ「零次さんに一件の依頼入りましたよ」
零士「どんな依頼が入っただ?」
カシマ「街中にくねくねが出現したそうです」
零士「そんな馬鹿な!!
くねくねは田舎の田んぼの周辺にしか出れない陽炎の都市伝説だぞ、
それがこんな街中で、、、、、、、」
カシマ「ですが、出現したそうですよ」
零士「これは調べてみる必要があるな、メリー、ソアラ、小雪、調べに行くぞ」
小雪「珍しく私も呼ぶのね」
零士「くねくねとは相性が良いからな、
それにたまには連れてかないと怒るだろ?」
小雪「まぁそうね」
零士「とりあえず行くぞ」
メリー「ハイ!!」
ソアラ「ハイハイ、行けば良いんでしょ」
小雪「わかったわ、今準備するわ」
三人それぞれの返事を聞き、零士達は事件現場に向かった。
車を走らせ街中の小川の近くに差し掛かる。
零士「そろそろこの近くか?」
ソアラ「そうね、そうカシマに聞いたわ」
小雪「この近くに小さな川が流れていたし、
それを媒体にしているんじゃないかしら」
メリー「ねぇ!あれがそうじなゃない!!」
メリーさんの指す先に白いうねうねした物がいた。
零士「ヤバイ!!奴を見るな!!!」
小雪「大丈夫、私がなんとかするわ」
小雪がそう言うと辺りの気温が下がり、くねくねの効力が薄まっていく。
零士「すまない小雪、助かった」
零士「さて、症状も出なくなった所で話を聞いてみますか」
くねくねに近づき話しかける。
くねくね「クネクネー(゜∀゜)!」
くねくねが元気良く話しかける。
零士「『俺がくねくねだ!』って見れば解るわ!」
くねくね「クネクネー(゜ー゜?)」
零士「『それでなんのようだ?』か、
お前みたい陽炎の妖怪が何故こんな所に居るのか気になってな
まぁお前を見て倒れる人が増えるからどうにかしてこいって依頼だけどな」
くねくね「クネクネーm(。_。)m」
くねくねが頭を下げる素振りを見せる
零士「『それはすまなかった』か、いやお前が気にする事でもねぇよ」
零士「それで、どうする?帰るか、残るか」
くねくね「クネクネー(゜∀゜)!」
零士「『帰るに決まってるだろ!こんな訳の解らん所にはもうこりごりだ』
まぁだろうな、送ろう」
くねくねが更に激しく動き出す。
零士達の視界が揺らぐ。
零士「あまり激しく動くな!くねくね」
くねくね「クネクネー(゜∀゜)」
零士「『それはすまない』まぁ責めている訳じゃ無いだがな」
零士達はくねくねを乗せ車をはしらせる。