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神代兵器の自由意志  作者: ぶくっと醤油
1章
1/32

1 起動

術式補助演算機構起動 リンクスタート

全システム 統合完了

魔力値 正常

脳波及び電気信号伝達速度 良好

神経系 稼働信号受信 接続 完了

関節機構 確認完了

視覚確認 ズーム サイド アップダウン 良好

音響機構 固定振動数 正常

修正プログラム 最終レベル

全システムチェック終了

通常モード 起動


荒野のド真ん中 1人の少女が岩群の中から姿を現した


流れるような銀髪におっとりした翡翠色の瞳 程よい大きさの胸に引き締まった体 汚れのない白い肌に細く滑らかなラインの四肢 それらを覆う白に近い空色のワンピースの上にはその美しさにはそぐわない赤黒い軽鎧が装備されている


10人中8人が振り返るであろう美貌を持つ彼女の名はミストボルディア 14歳ぐらいの見た目であるが実は300年は生きている存在である だが彼女は人ではなく神代アーティファクトと呼ばれる旧代暦 神々によって創り出された重兵器であり 新代暦始め頃に作られた現行アーティファクトを始め神代アーティファクトの試作機もとい初号機というどのアーティファクトの中でも上位の存在なのだ


「周辺地理確認 カーナー大陸中央と断定 生命反応無し 安全を確認 主との通信回線展開」


彼女から発せられた言葉は機械的で鈴のような優しいようで気高き声が台無しである


「反応無し 主の死と断定 規定に則り自己判断プログラムより自由意志の抽出を開始します」


その時彼女の目に光が宿り物から者へ変化していく


「抽出完了 自己判断プログラム中枢を主命から自由意志に変更します」


先程の機械感を感じさせない程の陽気な動きで彼女は動き出す まるで初めての物を見た子供のように


「はふぅ〜自由意志は僕以外搭載されてないし 初めての試みだったけど存外なんとかなるもんだね」


喋った頃には既に機械の面影はなく鈴のような声も柔らかみがありもはや人と言っても過言ではないと言えるような彼女



実は僕っ子だった

今回は短いですが次話から長くなりますのでよければ次もまた 不定期な投稿ですので気長にお待ちくださると助かります

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