escape
第1章【呪われた世界】
今日も学校が終わった。毎日毎日同じことの繰り返し、なにか刺激が欲しい。少し寄り道しようかな?やっぱり寄り道するのはよそう。真っ直ぐ帰ろう。家にに帰ってテレビを付けて見てみると近くの駄菓子屋で殺人事件が起きたそうだ。あ、これは自分がさっき寄り道しようとしてたところだ。危なかった。「お母さーん?」今日もいないようだ。まぁいつものことだけどさ。とりあえず ゲームして寝るか。
AM3時
なんだか物音がするな...
まぁ母さんが帰って来たんだろう。ん...待てよ母さんは12時に帰って来たはずだ!じゃあ何の音だ!ここはマンションの10階、セキュリティは万全、じゃあ誰が入って来たんだ!?とりあえず他の部屋を見てみよう!よしとりあえずキッチンに行ってみよう。なんかあったときに武器は大事だからな。んーとりあえず包丁を持っていっておくか。(なんでかは知らん)あれそういえば暗くてよく見えないけどなんでこんなにキッチンが赤いんだ!?しかも鉄の臭いが...うっ!おぇぇぇぇぇぇぇ!!なにか腐臭がする。近くでうめき声がする!!「なんだ!」ライトをつける。そこには顔面が血だらけになって半分がえぐりとられているなにかがいた!(どうする!殺るのか?殺らなくちゃいけないのか?)本能が殺せと言っている!くそ!!やるしかないのか!!「うぅぅおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!俺はありったけの力でなにかを刺した。しかしなぜだ!なぜまだ動く!?(まさか頭を壊さないと死なないのか!?)それなら!「死っねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」グサッ..鈍い音がして動かなくなった。急に恐怖が襲ってきた。なにかを殺したことよりこの状況でなぜ!!なぜこんなに俺は!冷静なんだよっ!くそっ!でも悩んでる時間なんてない。
とりあえず携帯で電話を掛けよう!電話帳には2人しかいない。一馬と千恵美だ。トゥルルルトゥルルル。繋がった!
「一馬!話したいことがある!家に来てくれ!」
「おい!諒!外はどうなってんだよ!まるでゾンビ映画みたいじゃないか!」
「うん。分かってるとりあえず武器をもって家に来てくれ!お前は5階だろ!エレベーターは多分使えない。非常階段を使って来てくれ!」
「おう!分かった!頑張って待ってろ!」
僕は11階にいる千恵美にも同じことを話した。そして三人が集合した。