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お赤飯
お赤飯。昔であれば、とてつもないごちそうであったろう。
しかし、残念ながら僕たちの世代では、昔の人ほどの感動は味わえないだあろう。
それもそうだ。今ははるかに美味しいごちそうが、日本に溢れているのだ。
僕も、おじいちゃんおばあちゃんが、体験した感動を味わえないけど、お赤飯は、特別な感じがする。
あのもちもちとした食感に小豆の旨味。そして、ごま塩が乗る。そのハーモニーは確かに美味しいなあ。
そして、入学式、卒業式には、お赤飯が食卓に上った。その、不安で、上手くいくか分からないという時に食べるお赤飯は、ぼくを少しだけ、勇気づけてくれた。そんな気がする。
これからも、人生の重要な岐路で、お赤飯を食べよう。きっと、僕の背中を押してくれるはずだから。