シュークリーム
シュークリームを頬張ってみる。
頬張ると溢れてくる、黄金色のカスタード。スノーホワイトのような生クリーム。
優しい甘さ。そして癒し。
君がいたから、僕は頑張れたんだ。
仕事。体力仕事。無機質な機械を相手に鉄板を曲げる。加工する。
この仕事をこなせたのも、シュークリームが待っていてくれたから。
お疲れ様。頑張ったね。さあ、ボクを食べなさい!
そう言ってくれている気がする。いや無いかw
でも、分かることがある。
それは、シュークリームがあったから、仕事ができたんだ。
孤独な心を、シュークリームが癒してくれた。励ましてくれた。
ありがとう、シュークリーム。僕に希望を与えてくれて。
ありがとう、シュークリーム。僕に治癒を施してくれて。
君は人生に意味がないと思っているかもしれないけど、僕にはわかる。
こうして、僕を励ましてくれているんだ。
ただ生地をこねられて、焼かれて、クリームを詰められて、売られる。それだけの存在だと思っているなら。僕が違うと教えたあげるよ。伝えたいなあ。
何はともあれ、今日もシュークリームが美味いんだな~。
ありがとう。
シュークリームはピンからキリまで外れがないですね。僕はビアードパパのシュークリームが好きです。
あの気取らないのに奥が深い甘さに惚れ惚れします。
かの三船敏郎もシュークリームが好きでした。戦時中に、兵役に就いていたとき、炊事班からこっそり卵を拝借して、内緒でシュークリームを作ったそうです。ワイルドというか、可愛いというか。
シュークリームは、人を本気にさせる魔法があるのかもしれませんね。