ごちそうの詩シリーズ

ほうれんそうのおひたし

短く切り分けられ、積み上げられて、出汁を掛けられた緑色のあいつ。

お前はおひたしだろう！ほうれんそうだろう！

昨日はよくもやってくれた。美味しくなりやがって。昔はあんなに不味かったじゃないか！

それが今じゃなんだい！ほうれんそうの渋みが美味い。そこに出汁を掛けてるんだから、旨いに決まってるだろ！

しかも焼き魚にも揚げ出し豆腐にも合うんだからたまったもんじゃない！

どうして、君のうまさにもっと早くに気づかなったのか？

とってもくやしいよ・・・。