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22歳

それぞれの章毎に視点を変えていくつもりですので、主人公の感情は読み取りづらいところもあるかもしれませんが、この主人公は本当の気持ちを誰にも知られたくないと思っている為、その時々のどんな気持ちを抱いているのかを、ぜひ読んでくださった方も想像してみてください。

良く晴れた朝だ。

カーテンを開けると、そこには俺の心とは裏腹な空が、山の先にまで広がっていた。

3月のその日の朝は、それほど寒くなくて「早く用意しなさい。」と、いつも口うるさい母の声を聞く前に目が覚めてしまった。

トイレに行き、顔を洗い、歯を磨き、朝食をとる。いつもと同じ朝なのに今日はいつもと違う。


真新しいスーツに袖を通して、鏡の前でケータイを見ながら、初めて自分ひとりでネクタイを結ぶ。

鏡に映る自分のスーツ姿はひどく滑稽で、さながら道化のように見える。

普段は自分の姿なんか全く気にもしないのに、珍しくワックスまでつけて。

『なんで、今更そんなことを気にしてるんなんだろうな。俺は。』そんな言葉が不意に漏れた。


今日向かう先は、卒業式でも、入学式でもない。就職活動でもない。


親戚の結婚式。ただそれだけ・・・


そうただの(・・・)親戚。

読んでくださってありがとうございます。お読みいただいた感想をお聞かせいただけるとやる気が出ますので宜しくお願いします。

つまらない、くそつまらないそういった批判でも、もちろん結構です。ただし、できれば最後まで読んでからの感想をお聞かせ頂けると幸いです。


この物語はフィクションです。実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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