犬→猫→犬。
”理想のバレンタイン”次回で完結!
家に帰って着替えて準備してチャリに乗ってレッツゴー。
まずは先輩から。
先輩の家は何度か来たことがあるから迷うことはなかった。
『そろそろかな~、、、。って!先輩!?;』
「よ~。遅かったな~。いや~待った待ったぁ」
先輩の家の付近まで行くと先輩が外で待っていた。
どんだけ欲しいんだよ!!
『あの~、、、。どれくらい待っていたんですか?』
「え??五分」
『全然待ってないじゃないですか!!』
「え~?そーかなー、、、。まっ、そんなことよりも!」
あ~、、、。見える見える。先輩のフワフワの尻尾が、、、。
先輩の言わんとしていることがわかった私は目的のものを渡した。
「わースゲー!サンキュー!!」
その後ちょっと喋って次の家に。
お次は慧司。
慧司の家は割と分かりやすい色してたっけな~、、、。
『お、あったあった』
ピーンポーン
「はーい、、、げっ;」
『おやおや?誰かも確認しずに出ちゃっていいのかな?、、、食べちゃうぞ★』
「何しに来たんだよ、通報するぞ」
『ごめんなさいウソです!あ、これどうぞ!じゃっ』
「ぉおっ?」
ホントに通報されそうだったから投げるように渡して逃げた。
彼ならとれたはず!だって猫だもん!豹ってネコ科だったよね!?
「、、、。ありがとう」
――――――
―――
――
そして最後は景暁君。
彼の家は同じ地区の子に教えてもらったけど、結構入り組んでて迷いそう。
あのカーブミラーを曲がって、、、
『ココ、、、?;え?デカくね??;』
うん、デカイ。超デカイ。お屋敷みたい。知らなかったー!!
とりあえずインターホンを、、、って。
『え?マジで?インターホン壊れてる、、、』
こんだけ凄いとこなのに!?インターホンには使用禁止のテープが貼ってある。
『あーどうしようどうしよう;』
と、言っていると。
ガラガラッ
まさかのご本人登場。
『わわわっ;な、何で分かったんですか!?;』
「声が聞こえたから」
あ、聞こえてたのね、恥ずかしい!///
とりあえず話をそらすために、
『あっ、これっ。今年は受検なので大したものは作れませんでしたが、、、。
よかったら食べてください』
「んー?ありがと」
緊張で頭が真っ白になってそれ以上言葉が出てこなくなる。
脳内で、ああでもないこおでもないと考えている内に、彼のほうが先に口を開いた。
「遠かっただろうに。わざわざすまんね」
『いえ、別に、、、』
うぅ~、、、空気が重いぃ、、、。もういいよね?もういいよね!?
そして帰ることを決意。
『じゃあ、、、。バイバイ』
軽く手を振って別れの言葉を告げる。するとあっちも、
「ん。バイバイ。気をつけて」
なにそれ。”バイバイ”とか可愛すぎるだろぉぉお!!
意外な言葉に顔を見ていられなくなる。
その後どうやって家に帰ったかなんて覚えていない。
長くなりました。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。