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プロローグ

我々が思いを馳せていた天上は、

想像以上に過酷な新天地(フロンティア)であった。


備え無くしては動くことはおろか、

息することすら許されない。


今はまだ、

天上人の力を借りらねばこの地に立つことすら叶わぬ。

歯痒いとはこのことを指すのであろう。


そして彼らは我々にこう言った。

「またいずれ、お会いする事が出来るでしょう。あなた方は我々とよく似ていますから」


ならば期待に応えねばなるまい。

いつの日か前を行く彼らと肩を並べるために。


──第二十一代皇帝 ベルキー

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