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~最後の戦い~
襲いかかってきた悪魔が急に苦しみ出す。
僕はまだ状況を飲み込めない。
「な、なにが、いったい・・・」僕は足元を見てハッとした
『叙結界・・・疾風殿、何時の間に?』
「僕・・・」咄嗟に体が動いた・・・。
苦しんでいる悪魔はいう。
「こんな事して・・・ただでっ、済むと・・・思っているのか・・・?」
僕は本能的にこの悪魔を殺さねばならないと思った。
「だまれ。悪魔。冬香姫の体から出て行け!!」
僕は結界剣で悪魔にとどめを刺した。
そしてやっと気付いた。事の重大さに。
僕が今まで攻撃していたのは、生身の人間・・・