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~始まりは些細なことから~

僕は疾風《はやて》しがない陰陽師の後継ぎ息子。

僕は人間という者が理解できない。僕は神に仕えるためだけに生まれてきた・・・。

「ふぅ。こんなものかな」僕は神社の掃除をしていた。

ビュウッ!!突然の強い風に結界の貼り方のレポートを飛ばされてしまった・・・。

「ち、ちょっとまてよ。ったく・・・」千年杉の前で紙を捕まえた

『そこの御前《おまえ》。御前だ。杉の札に結界を作ってくれぬか』

「え・・・あ、はい」僕は言われるがままに結界を作った

突然目の前に美形の二十代半ばと思われる男性が現れた。

「!?」僕はとっさに飛び退いた。

『ご苦労であった。私は火之神《ヒノカグ》。そなたは?』

「疾風と申しまする」火の神様か・・・私は事態を要約飲み込んだ。

「・・・って、ええぇえええぇ!?」

『どうした?疾風殿。騒々しい』

「いや・・・神様。こんなところで何しているんですか」

『することもないのだが、出してもらった礼としてそなたについて回る』

「迷惑ですから」

『そろそろ学校にいく時間ではまいらぬのか』

僕は時計を見て焦った。

「うわっ!!もうこんな時間!遅刻する~」

『騒々しいのう・・・送ってやるからじっとしているがよい』

突然得体の知れない感覚に包まれた。次の瞬間、学校が目の前に見えた。

後ろから誰かに声を掛けられた。

「あれ?疾風何時追い越したの?前にいなかったような気がしたのに」

僕の意中の姫君。冬香だ。今日も可愛い。

「いや、近道してきたんだよ。寝坊してさあ」

僕はとっさの嘘をついた

「神社の息子が寝坊?お仕置きだ~」

コツン☆と可愛らしく僕を叩く。そんなところも魅力的だ。

「今日は転校生を紹介する」先生のこの一言で教室中がざわめく。

『初めまして。私の名は 火野 神《ひの じん》と申す。よろしゅう』

「火之神ッ・・・!何故此処に」僕は小声で言った。

「席は、疾風と冬香の間な」先生は勝手に決めた。

『疾風殿。彼女危ういであります』火之神は冬香を指して言う。

「何が危ないんだよ」僕は投げやりに言った。

『彼女、悪魔に狙われている』

「アクマぁ!?非現実すぎてついて行けない」

『とにかく彼女と結界の位置をあわせで見るのだ』火之神は生意気に指示する

「え・・・あっ。うそ・・・」そこには醜い顔した黒い服の男

『あれが悪魔だ。納得したか?』

「・・・助けなきゃ。どうやって・・・」

『結界だ。あれは結界に弱い』

僕と神様の悪魔撃退計画が始まった



























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