表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/15

そして私、柚子野(ゆずの)にしき3人目~金魚を飼っていた世界から来た私

「それで?」

私は人魚のおはぎの真っ黒な瞳を見つめて聞いた。

「どうして3人目の私がここにいるの?」

「2人目のにしきがマナに殺されたの…だからだと思う…」おはぎがその質問にすぐに答えた。

マナ…?

「マナって…おはぎのライバルの人魚のこと!?そして2人目の私が殺されたわけ!?」

パラレルワールド(並行世界)では一体どうなっているの???

私は頭が混乱してきた。

今、ここの世界にいる人魚のおはぎは、別世界であるウーパールーパーのおはぎの命が入っているのか?

「おはぎの記憶はどうなっているの?人魚の時の記憶?ウーパールーパーの時の記憶?」

「人魚の記憶と、ウーパールーパーの記憶の両方…」

おはぎはそう言った。

「そして、金魚の記憶もあるの」

えっ!?


つまり、こういうことらしい。

私、柚子野(ゆずの)にしきと、ペットであるおはぎは、どの世界でもペア同士ということ。

片っ方が別世界のA 世界へ行けば、もう片っ方も同じくA 世界へ行く。

この記憶は、ペットであるおはぎの方にしかない。飼い主であり人間であるにしきは、ただおはぎの説明を聞くしかない。


今回、途中にあった海の休憩所(カフェ)に入り、グレープフルーツジュースを頼み、(おはぎのおごり)アップルパイも追加で注文し、メモ帳がわりの貝殻類1つ1つにマジックで、1人目のにしき、人魚、2人目のにしき、ウーパールーパー、3人目のにしき、金魚と6つの駒のような物をつくり、大きな海草に濃い蛍光ピンク?のマジックで、空間を3つに分け、

そこにその駒にした貝殻を並べておはぎは説明することにした。


1つ目の空間には、1人目のにしきと人魚の貝殻

2つ目の空間には、2人目のにしきとウーパールーパーの貝殻

3つ目の空間には、3人目のにしきと金魚の貝殻をそれぞれ置いた。


「まず、人魚である私、おはぎが死んだ」

おはぎは油性?マジックで人魚と書かれた貝殻に✕をつけた。

「1つ目の空間には、1人目のにしきと死んだ人魚の私がいる…」

おはぎは冷静にそう語った。

私(3人目のにしき)はだまって聞いていた。

「そんな中、なぜか、2人目のにしきとそのペットのウーパールーパーが、別世界からやってくる。その瞬間、1人目のにしきと死んだ人魚の私は別世界へ飛ばされる…それで、2人目のにしきが、1人目のにしきとして、人魚が飼われている世界でくらすことになる。ウーパールーパーの記憶と元の人魚の記憶を持った私と共にね」

おはぎは、ウーパールーパーと書かれた貝殻にマジックで"人魚"と文字を付け足した。

「うん…」

「2人目のにしきちゃんもウーパールーパーが人魚になっていたことに最初は驚き戸惑っていた。でも次第に馴染むしかなくなっていた」

「更に今度は2人目のにしきがライバルの人魚マナに殺される」

おはぎは、2人目にしきの貝殻を油性マジックで✕をつける。

「なぜかまた、その途端に3人目のにしきちゃん、あなたが金魚と共にこの世界の2人と入れ替わる…」

金魚と書かれた貝殻にウーパー、人魚と油性マジックで付け足して書くおはぎ。

「何とかわかったわ」

私はおはぎにそう告げる。


今ここの人魚をペットとして普通に飼う世界には、この私、3人目?の柚子野にしきと、人魚の姿になった金魚とウーパールーパーと、元の人魚の記憶を持つおはぎがいる。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ