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3人目のにしき
私、柚子野にしきは人魚のおはぎと海の底へ潜っていった。
「おはぎちゃん、あなたって話せるのね」
私は思いきっておはぎに話しかけた。
「ずっとおはぎと話がしたいと思っていたからすごくうれしいな」
すると、おはぎは目をギョロっとこちらに向けすごく申し訳なさそうに、
「実は…にしきちゃんは私にとって、3人目のにしきちゃんなの」
ときれいな声で言った。
「3人目!?」
そういって人魚のおはぎと私は10cm位の体を震わせ海へ潜っている。
「助けてくれるかな?」
えっ!?
小さい体で泳いで海の底へ行くのには時間がかかるため、おはぎは泳ぎながら彼女にとって、これまでの出来事、1人目のにしき、2人目のにしきとの出会いを話してくれた。




