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人魚と私のプールの教室
ぽちゃん
小さな人魚のおはぎが少し助走をつけて水槽から空中へ飛び上がり、水槽の外のにしきの持つ輪投げの輪を通った。
そして輪投げの輪の下にあらかじめ用意してあった水作りを入れたカルキ抜きの水が入ったバケツの中にそのまま入った。ぽちゃんと水しぶきの音がした。
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「すごい!すごいよ、おはぎちゃん!!」
にしきは、嬉しくって嬉しくって大騒ぎ、大はしゃぎ。
それについておはぎは、つらっとしていた。
元海の人魚のソフィーナもとい、今は人工海の人魚おはぎには、こんなこと、簡単だったのだ。
にしきは、おはぎともっと交流したくて、遊びたくて、この人魚と習い事へ行くことにした。近くのプール教室へ通うことにした。
そう、ここは、人工海の人魚がいる世界。人工海の人魚を飼っている人間は山ほどいる。そして、もっともっと人工海の人魚と仲良くなりたいと思っている人魚愛好家の人間も。
にしきの仕事が終わる夕方頃からの時間からの人魚と人間の夜間プールコースを調べ、それに通うことにした。早速、にしきは電話をし、申し込む。にしきは、父の車にカルキ水が入ったバケツに入れたおはぎを乗せて自分で運転をし、毎週水曜日の夜にプール教室におはぎと共に通い出した。




