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第9話 中間テスト

ついに中間テストが始まりました。真司との関係修復を後回しにした結花。真司との仲はテスト後に解決するのでしょうか?

登場人物

サリー•ソビナ   

この物語の主人公 私立魔法女子高等学校の二年生


リリア•エルカーテ  

サリーの親友 私立魔法女子高等学校の二年生


ヤマ•ディライト   

サリーの親友 私立魔法女子高等学校の二年生


雨宮あまみや 結花ゆか  

サリーのホームステイ先の高校二年生


双葉ふたば 美優みゆ   

リリアのホームステイ先の高校二年生


清瀬きよせ 美夏みか   

ヤマのホームステイ先の高校二年生


清瀬きよせ 朱莉あかり  美夏の3歳年下の妹


上堂かみどう 真司しんじ

結花と同じクラスのスポーツが得意な明るい男子。結花の幼なじみ


佐久間さくま 隆二りゅうじ

美優と同じクラスのいつも一人でいるクールな男子。あだ名が「孤高の王子様」


日野ひの なぎさ

美夏と同じクラスのとても優しい男子。優しい性格から男女ともに人気がある。


①テスト期間 side結花

ついにテストが始まった。今回のテストは文系クラスの私は1日目は歴史選択と古文、2日目は英文法と倫理、3日目は現代文と数学総合、4日目は英語コミュニケーションの全7科目だ。1日目の歴史選択は私と真司は世界史、サリーちゃんは日本史を選んでいてクラスのみんなと一緒にそれぞれの教室に移動した。歴史のテストが終わり、教室に戻ってきてみんなは古文の勉強を始めた。休憩時間が終わり、古文のテストが始まった。何事もなく1日目のテストが終わると担任がHRをしてみんな急いで帰った。

②結花との話し合い side真司

2日目、3日目、4日目のテストも無事に終わった。俺は4日目のHRが終わってすぐに結花に声をかけられた。「少し話があるだけどいいかな?」と言われ、俺は「いいよ。」と言って結花は俺の手を引き、人気のない空き教室にやってきた。「話は何?」と俺は聞いた。結花は「なんでテスト前の期間、サリーちゃんとばっかり話して、私と話してくれなかったの。もちろん他の女の子と話さないでとは言わないよ。でも彼女なんだから私のことも構ってよ。構ってくれなくて私、寂しかったんだよ。」と言ってきた。俺は、「俺たちもう別れよう。あの時結花の告白をOKしたけど、サリーちゃんのことが好きになったんだよね。だから別れよう。」と言った。そうすると結花は、「なんでそんなこと言うの。真司はもう私のことは好きじゃなくなったの。私は別れるなんて嫌だよ。私はもっと真司と一緒にいたい。真司と一緒に楽しいことして笑いあって幸せになりたい。幸せにしてくれるって言ったのは嘘なの。真司答えて。」と結花は泣きなが抱きしめて訴えてきた。結花の涙が俺の肩にポタポタと落ちてきた。俺は思ってもいないことを言ってしまったことを思い出した。「結花、さっきのは全部嘘だ。お前と別れる気なんてみじんもない。一生誰にも負けないぐらい幸せにしてやる。」と再度俺は結花に誓った。結花は「よかった。いつもの真司だ。」と言って抱き着いたままなかなか離してくれなかった。

③私の思考 side結花

私は真司と別れることにならなくてよかったと思った反面、真司が冗談であんなことを言うはずがないと長年の付き合いからわかっていた。私は何か知っていると思いかえってからサリーちゃんを問い詰めた。「サリーちゃん真司に催眠術や暗示をかけたりとかしたでしょう。」そしたらサリーちゃんは、「何のこと私は知らないよ。」と言った。私は「今日真司からいきなり別れようって言われたんだよ。サリーちゃんが何かしたと考えるのが自然じゃない。」サリーちゃんは「結局別れたの?」と聞いてきた。私が「別れてない。」と言ったら「じゃあ、私が何かしてたとしても実害はなかったわけじゃないんでしょ。だったらいいじゃん。」と言ってきた。私はそういう問題じゃないと思ったが、これ以上問い詰めても進展しないと思い無言のまま部屋を出た。

④結花からの追求

私は今、結花から問い詰められた。私が真司君に魔法をかけたことについてだ。結花ちゃんは催眠術や暗示だと思っているが、私は知らないふりをした。そして結局別れてないことを知って私はがっかりしたと同時に安堵した。結花ちゃんの気持ちを聞いて、どれだけ結花ちゃんが真司君のことを思っているかがひしひしと伝わってきた。私はなんてひどいことをしてしまったのかという自責の念が少し軽くなった感じがした。

⑤テスト返却

テストの翌日、私は後ろめたいことがなくなってすっきりした気持ちで学校に向かっていた。学校について授業が始まるとテストが少しづつテストが返されてた。自分的にはできた方ではあって全教科平均点は70点だった。

⑥テスト結果 side結花

私のテスト結果はいつもと変わらなかった。平均に比べてマイナス3点ぐらいだった。勉強は苦手だがそこまでひどいわけではなく毎回狙っているかと思ってしまうほど平均点より少し下の点数を取っている。そして今まで高校のテストで平均から5点以上、下の点数をとったことがない。真司の点数も見せてもらったが相変わらず優秀で、全教科平均が60点前後の試験で全教科70点を超えている。さすがと思いながら、真司に勉強を教えてもらっているため、私も次回は真司と同じぐらいの点数をとってみたいと思った。

⑦テストスタート sideリリア

いつもより勉強時間が少なく私は少し不安だった。理系選択の私のクラスの時間割は、一日目は化学と数学Ⅲ、2日目は数学演習と英語コミュニケーション、3日目は国語総合と理科選択、4日目は英文法と社会の全8教科となっている。ちなみには私は美優と同じ、理科選択は物理をとっている。選択するとき生物より物理の方が進路の幅が増えると言われていたからだ。しかし、物理が苦手な人も多く、生物を選択する人も3分の1ほどいた。テストが始まり、不安ながらも私は解き進めていった。しかし、勉強時間が足りなかったせいかどの教科も3個ぐらい空欄ができてしまった。しかし、帰ってきたテストは空欄以外は全部あっていたためすべて90点以上だった。前回よりは少し点数は下がってしまったが、まだよかったと思った。

⑧テストの結果 side美優

4日間のテストが終わり今日からテストが返され始めた。今回のテストはリリアちゃんに教えてもらったおかげで、数学の点数が上がりほかの教科も数学の勉強時間が削減できたおかげで過去最高得点になった。初めて全教科平均点を上回ることができた。次回もリリアちゃんに教えてもらえればいい点数が取れると思った。

➈テスト sideヤマ

水曜日になりテストが始まった。理系の私は1日目は化学と国語総合、2日目は数学Ⅲと英語コミュニケーション、3日目は理科選択と英文法、4日目は数学演習と社会だ。理科選択は私は物理、美夏は生物だった。私は勉強が苦手だったが勉強会をして、美夏に教えてもらっていつもより解けている感じがした。4日間のテストが終わり、翌週テストが返された。できた感じはしたが、平均点には届かなかった。少しがっかりした。

⑩テスト結果 side美夏

テストが返された。私はいつも通り全教科90点越えで総合順位は4位だった。次回のテストではトップ3に入って見せると次のテストに対する決意を固めた。

⑪テスト side朱莉

リュミエール学園は中高一貫で高校と同じ日に中学でもテストがある。しかし、中学では現代文、古文、数学、社会、理科、英語の6科目のため3日間でテストが終わり、高校のテスト最終日の日は休みだ。テストはいつも通り迷うことなんてほとんどなく、すべてのテストで10分ぐらい余ったため見直しも問題なくできた。テストが帰ってきて順位を見たが、いつも通りトップ5に入っていた。

こんにちは(初めまして)桑原大樹です。現役高校生魔女の人間界研修第9話を読んでいただきありがとうございました。中間テストが終わりました。テスト結果はそれぞれよかったり悪かったりしましたが、全員無事テストを乗り切ることができました。結花も真司と別れることなく、関係を修復できました。では次の話をお楽しみに。

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