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第六話 サリーと結花の大喧嘩

GWが明け告白するために放課後屋上へ真司を呼びだしたサリー。屋上に行くと真司ではなくまさかの人物が。そして、初のサリーと結花の大喧嘩が勃発。

登場人物

サリー•ソビナ   この物語の主人公 私立魔法女子高等学校の二年生


雨宮あまみや 結花ゆか  サリーのホームステイ先の高校二年生


上堂かみどう 真司しんじ

結花と同じクラスのスポーツが得意な明るい男子。結花の幼なじみ


①告白

GWが明けて今日から登校。私はGW中に真司君への告白の決意を固め昨日、放課後に屋上に来てほしいという手紙を書き、少し早めに登校して真司君の机の中に入れた。そして、私はソワソワしながら放課後を待った。私は、放課後すぐに屋上に向かった。私が屋上に着くとすでに人影があった。私は真司君を待たせてしまったと思ったがそこにいたのは結花ちゃんだった。そして結花ちゃんもこっちに気づいたようだ。なんで結花ちゃんがいるのと聞こうとしたら屋上のドアが開き、真司君が入ってきた。私は真司君に告白しようとすると結花ちゃんもこっちに来て、私たちは同時に、「好きです。付き合ってください。」と告白した。真司君は告白されて驚いた顔をしていたが、結花ちゃんを抱きしめ、告白した。それを見て、私は逃げるように屋上から去った。

②私の決意 side結花

GW明けの初日私はいつも通り登校し、HRが始まる前に「放課後話したいことが屋上に来てほしい」と真司に言って放課後を待った。私は真司から日直の仕事で遅くなると言われ先に屋上に向かった。少しすると屋上のドアが開き真司かと思って振り返るとサリーちゃんがいた。なんでいるのと思っていると真司が入ってきた。私が真司に向かっていくと、サリーちゃんも真司の前に立って一緒に告白していた。三秒ぐらいして私は、抱きしめられ告白された。私は嬉しくて舞い上がってしまってサリーちゃんのことをすっかり忘れていた。我に戻って屋上を見るともうサリーちゃんはいなかった。

③俺の選択 side真司

俺は朝、結花に放課後屋上に来るように言われた。俺は了承して、自分の席に座った。そして授業の準備をしていると机の中に何かが入っていることに気が付いた。読んでみると差出人は書いていなかったが、「放課後屋上に来てください。」と書いてあった。二人に同じ日、同じ時間、同じ場所に呼び出されたことに驚いた。放課後日直の仕事を終わらせて、屋上に行くと結花とサリーがいた。二人は俺が来たことに気づくと近寄ってきて、同時に告白してきた。俺は告白されたことに戸惑ったが、迷わず、ずっと好きだった結花を選んで抱きしめ、「俺も結花のことが子供のころから好きだった。絶対に幸せにする。」と言って告白をOKした。しかし泣きながら走っていくサリーを見て、即答したのはまずかったかなと思った。だが、可愛く笑顔でいる結花を見て俺もうれしかった。

④怒りの咆哮

私は落ち込みながら家に向かっていたが、沸々と結花ちゃんに向かっての怒りが込み上げてきた。私は、結花ちゃんが帰ってきた瞬間怒りをぶつけようと思ったが、結花ちゃんが晩御飯の手伝いをしていることを思い出し、迷惑になると思い、晩御飯の後に話そうと思った。晩御飯が終わり私は結花ちゃんの部屋に入った。そして、私は結花ちゃんに向けて怒鳴った。「なんで真司君に告白したの。結花ちゃんは応援してくれるって言ったよね。」それに対し結花ちゃんは、「私になら譲っていいって言ったよね。私それを聞いたから遠慮せず告白したんだよ。」私は、本気で言ってると思わなかったこと、GWで二人の話を聞いて彼氏が欲しいと思ったことなどすべてを怒りのままに伝えた。結花ちゃんが何も言ってこなかったから「私が伝えたかったのはこれだけ。」と言って部屋に戻った。そしていつの間にか眠ってしまった。

⑤私の論理 side結花

私は、サリーちゃんが告白したことに疑問を持ちながらも帰路に着いた。そして、いつも通りに晩御飯の手伝いをした。晩御飯を食べ終わって自室にいると、サリーちゃんが入ってきて怒鳴ってきた。私は一回反論したのち、黙ってサリーちゃんの言い分を聞いていたが、とても自分勝手で、わがままだと感じたと同時に、今更何を言ってもサリーちゃんは真司にふられて、今は私が真司の彼女になったという真実は何も変わらないのにと思った。 

⑥禁忌の選択

翌日、私が起きたころには怒りも引いていた。そして、なぜ思いつかなかったのかと思うほど単純なアイデアが思いついた。その方法は魔法で、真司君を私に振り向かせることだ。魔法を使うことは、禁止はされていたが私はこの方法しかないと思った。しかし、周りには見られないようにしようと思った。心を動かす魔法は少し難しいが私は何度も授業内の練習で成功していたため、自信しかなかった。私は結花ちゃんと別に登校した。しかし、休み時間は、結花ちゃんが真司君と話していて、結花ちゃんと目を合わせるのが気まずかった私は、なかなか真司君に話しかけられなかった。そして、楽しそうに話している結花ちゃんと真司君を見ていると良心が傷んだ。先生に禁止されているのにも関わらず、使おうとしていた魔法を使うのを少し躊躇した。下校時間になっても結花ちゃんと真司君にくっついていたため、何もできなかった。

⑦彼氏のいる日常 side結花

真司と恋人になれたことで、私は学校に行くのが楽しみだった。しかし、恋愛初心者の私は、彼女らしいこととして何をしていいかわからず、いつもより少し話す頻度を増やしたり、一緒に帰る約束をするなど、今までとそこまで変わったことはなかったが、そんな少しのことでも私は幸せだった。

⑧彼女の存在 side真司

俺は結花と恋人になって、何か変わることがあることがあるかと思ったが、変わったことがなく一日が終わってしまった。俺は結花の方から何もしてこないとわかり、自分から行動しないと何も進まないと感じ、来週末ぐらいにデートに誘うことを計画した。


現役高校生魔女の人間界研修第6話を呼んでいただきありがとうございます。こんにちは(初めまして)桑原大樹です。真司と結花がついに付き合い始めました。しかし、魔法で振り向かせるという選択をしているサリー。作戦はうまくいくのか。そして結花との仲はどうなってしまうのか。それだはまた次の話でお会いしましょう。

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