表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/10

第四話 最高学年

春休みが終わり、最高学年になったサリー達。そしてついに告白。三人の恋の行方ははたして

登場人物

サリー•ソビナ   この物語の主人公 私立魔法女子高等学校の二年生


リリア•エルカーテ  サリーの親友 私立魔法女子高等学校の二年生


ヤマ•ディライト   サリーの親友 私立魔法女子高等学校の二年生


雨宮あまみや 結花ゆか  サリーのホームステイ先の高校二年生


双葉ふたば 美優みゆ   リリアのホームステイ先の高校二年生


清瀬きよせ 美夏みか   ヤマのホームステイ先の高校二年生


清瀬きよせ 朱莉あかり  美夏の3歳年下の妹


上堂かみどう 真司しんじ

結花と同じクラスのスポーツが得意な明るい男子。結花の幼なじみ


佐久間さくま 隆二りゅうじ

美優と同じクラスのいつも一人でいるクールな男子。あだ名が「孤高の王子様」


日野ひの なぎさ

美夏と同じクラスのとても優しい男子。優しい性格から男女ともに人気がある。


①新学期

私は、高校3年生になった。私はクラス分けの票を見に行こうとしたらどこにも見えなかったので、結花に「クラス分けの表にどこにある?」と聞いてみた。すると結花は当たり前のように高2から高3はクラス替えはないと言った。そして私は、結花に続いて教室に入った。クラスメイトと先生が同じなので自己紹介などはなく、先生が最高学年としての自覚を持つようにとか連絡事項を言うだけで初日は終わった。

②告白のタイミング

私は同じクラスになったことがわかり、真司君に告白をしようとした。しかし、この関係を壊したくないという気持ちがあり、話すことはあってもいつも通り何気ない話だけをして、気づけば4月最終日になっていた。そのことを結花ちゃんに話すと、強い口調で、「サリーちゃんは、ほかの女子と真司が付き合ってもいいの」と言われた私はそれに反論した。その後結花ちゃんが「私が、真司に告白してもいい?」と聞いてきた。私は冗談だと思い「結花ちゃんならいいよ。」と私も冗談を返した。この返答がのちに悲劇を生むことを私はまだ知らなかった。

③新学期 side結花

春休みが終わり初日、私は登校してクラス替えがないことは知っていたが、担任の先生も変わらず安心した。私はサリーちゃんの告白が終わるまでタイミングを妨げないようにするため話しかける回数を少なくした。4月の最終日、家に帰って私はサリーちゃんに真司と進展があったか聞いた。サリーちゃんは「まだ告白できてない。この楽しい関係を壊したくない。失敗するのが怖い。そして何より卒業前に別れることになって真司君を悲しませたくない。」と言った。私はそれを聞いてちょっとイラついた。私だって真司のことが好きだ。でもサリーちゃんが告白することを聞いていたので、妨げるのはかわいそうだと思った。でも告白しないなら私が告白してもいいと思ったから聞いてみた。「サリーちゃんは、ほかの女子と真司が付き合ってもいいの」とちょっと強い言葉をぶつけた。サリーちゃんは「嫌だよ。付き合いたいという気持ちは変わってない。」と言った。私はそれを聞いてリリアちゃんに告白をさせるために、「私が、真司に告白してもいい?」と言った。「結花ちゃんならいいよ。」と言ってきたので、私はサリーちゃんの真司に対する気持ちは、その程度なんだと思い、遠慮することをやめ、GW 明けに告白しようと決心した。

➃決意の気持ち side真司

俺は悩んでいた。残りの高校生活も残り一年となり同じ大学になるという保証もないため、結花に告白したいがそれで失敗して関係が壊れてしまうのが怖く、それならこのまま幼馴染の関係を続けた方が良いのかと考えていた。しかし、いくら考えても答えが出るわけもなく、気が付けば一ヶ月が経っていた。

⑤新学期 sideリリア

私は今まで通り、毎朝、隆二に話しかけていた。最近では隆二の方から話しかけてくることもあり、楽しい時間を過ごしていた。新学期になってから二週間ほどたったころ放課後、美優と帰ろうとすると隆二に呼び止められ人気のないところに連れて行かれた。「リリア、俺はお前と話していると楽しい。そんな気持ちになった女子はお前が初めてだ。俺と付き合ってくれ。」と言われた。「私は、一年もいないけどそれでもいいなら」と手を出し、隆二は「一年なんて言わず親を説得してみてくれ。俺はできるだけ長くお前と一緒にいたい。」と言って手をにぎってきた。私は隆二と付き合うことになった。しかし、今までと特別変わったことはなかった。普通に毎日たわいもない話をするだけだった。 

⑥新学期 side美優

私は驚いた。教室に着くと隆二が自分からリリアに話しかけていたからだ。それを見ているとあの「孤高の王子様」の面影はなくなっていたように思えたが、他の女子にはいつも通りだった。二週間後、私はリリアちゃんと一緒に帰ろうとした。そしたら後ろから「ちょっとリリアこっちに来て。」と言われてリリアちゃんは隆二に連れていかれ、どっかに行ってしまった。私が帰ってから約30分後、リリアちゃんも帰ってきた。私は話を聞いた。そしたらリリアちゃんが隆二と付き合ったと聞いて、私は「おめでとう。」と言ってリリアちゃんを祝福してあげた。

⑦告白 side隆二

俺は焦っていた。なぜかというとリリアの人当たりが良すぎるからだ。こんな俺にも声なんどもをかけてくる時点でやさしいことはわかっていたが、このままだとリリアが誰かと付き合ってしまうと不安になった。そして俺は早めに告白しようとした。覚悟が決まり帰ろうとしているリリアを呼び止めた。そして人気のないところで告白をしてOKをもらえた。俺は嬉しかったが、その後のデートなどは恥ずかしくて誘えなかった。

⑧告白 sideヤマ

新学期を迎えクラス替えがあった。私は自分の名前を見つけると同時に渚の名前を探した。すると同じクラスに名前がありうれしくなった。私は何回か渚に話しかけようと試みたが周りにはいつも人がいて話しかけることができなかった。そんなことが続き4月最終日、私は渚を校舎裏に呼び出し、「私は渚君のことが好きです。付き合ってください。」とシンプルな告白をした。少しの間があった後「いいよ。」と承諾してくれた。

⑨新学期 side美夏

私は、クラス替えでヤマとは別のクラスになった。しかし、私は別のクラスでよかったと思った。同じクラスだとヤマは私としゃべり、渚と話すことがなくなると思ったからだ。そして4月最終日、私はヤマから付き合ったことを聞いた。私は祝福したが、ヤマは帰る日どうするのかと気になった。

⑩突然の告白 side渚

僕はいつも通りみんなと話していた。4月最終日、机の中にヤマからの手紙が入っていた。「放課後校舎裏に来てください。ヤマ」と書いてあった。僕は言われた通り放課後、校舎裏にやってきた。先にヤマが待っていた。僕が要件は何と聞こうとしたらヤマが告白してきた。僕はヤマのことが気になってはいたが好きではなかった。だが、いい経験になると思って承諾した。


こんにちは(初めまして)桑原大樹です。現役高校生魔女の人間界研修第四話を読んで下いただきありがとうございます。リリアは隆二からヤマは自分から告白をし、恋を実らせたがサリーはどうなってしまうのか。そして結花、美優、美夏の三人の意外な関係が明らかに。次の話をお他のしみに。また次の話でお会いしましょう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ