第二話 人間界での生活スタート
ついに人間界での生活が始まったサリー達。ホームステイ先で一晩を過ごし、学校にも行くことになった。初めての人間界の学校でどんなことが起こるのか
登場人物
サリー•ソビナ この物語の主人公 私立魔法女子高等学校の二年生
リリア•エルカーテ サリーの親友 私立魔法女子高等学校の二年生
ヤマ•ディライト サリーの親友 私立魔法女子高等学校の二年生
雨宮 結花 サリーのホームステイ先の高校二年生
双葉 美優 リリアのホームステイ先の高校二年生
清瀬 美夏 ヤマのホームステイ先の高校二年生
清瀬 朱莉 美夏の3歳年下の妹
渡辺 葵先生
生物担当の私立、サンスター学園の教師 結花のクラスの担任
山井 勇人先生
数学担当の国立、朝日ヶ丘高等学校の教師 美優のクラスの担任
佐山 大祐先生
英語担当の私立、リュミエール学園高等部の教師 美夏のクラスの担任
①人間界初日の夜
私は結花ちゃんの両親にあいさつした後、結花の部屋に案内された。 その部屋にはもう布団が並べられていた。「夜、寝るときは、この布団を使って。」と言ってくれた。それから私は結花ちゃんの部屋でおしゃべりを始めた。「サリーちゃん。明日からどうするの。」と聞いてきたので、「私、明日から私立、サンスター学園に通うの。結花って場所わかる?」と聞いた。結花は「私もサンスター学園に通っているから一緒に行こう」と返してくれた。私は思わず「本当。何年生?」と聞いた。「二年生だよ。」と答えてきたので驚いた。私より年上に見えたのに私と同い年だった。結花ちゃんから「何年生?」と聞いてきたので「私も同じ二年生。」と返した。そして学校でどんなことをやっているかとか特徴などを聞いていた。結花ちゃんとおしゃべりし始めてから一時間ぐらい経ったときに、下から「夜ごはんできたよー。」という声が聞こえて私は結花ちゃんと下に降りて夜ご飯を食べた。ご飯の後風呂につかり、私の後に入った結花が部屋に戻ってきた頃には、22時を過ぎていた。「もうそろそろ寝ようか。」と結花ちゃんが言ってきたので、私は「そうだね。おやすみ結花ちゃん。」と言った。それに対して結花ちゃんも、「うん。おやすみサリーちゃん。」と言って電気を消し、私は眠りについた。
②人間界初日の夜 sideリリア
美優に言われて中に入り、奥の方の部屋へ案内された。「ここは私の部屋で、今日からあなたの部屋でもある。布団はもうそこに引いてあるからそこで寝てね。」と言われ、指で刺されたところを見ると布団が一枚ひろがっていた。私は「わかった。」と返事をして布団の近くに荷物を置いた。すると美夏がいきなり「やってきて早々で悪いけど、今から晩御飯の準備するから手伝ってくれない?」と聞いてきたので、「いいよ」と返して私は手伝いを始めたが、不思議に思って聞いてみた。「美優が料理作っているの?」と聞いた。「親が帰ってくるのが遅いから、平日は私が作っているの。今日は日曜日だけど、たまたま出勤しなければいけないらしいの。」と説明してくれた。一時間ぐらいして晩御飯ができ、帰ってきた美優の両親にあいさつをして一緒にご飯を食べた。ご飯を食べ終わり風呂にも入って部屋に戻ってきたら私が風呂に入るころにはリビングにいた美優が部屋に戻っていたので私は聞いてみた。「美優はどこの学校に通っているの?」「国立、朝日ヶ丘高等学校よ」と答えてきたので一緒の学校であることに驚いたが、それよりも安心する気持ちの方が大きかった。「私も、明日からその学校に通うんだけど、まだ道がわからないから一緒に行ってくれる?」と聞いた「いいよ。」と答えてくれたので私は安心した。「もうそろそろ寝よ。」と声をかけてきたので「おやすみ美優。」と言った。そしたら美優が「おやすみリリアちゃん。」と言って電気を消した。
➂人間界初日の夜 sideヤマ
やってきて早々怒鳴られたりしたものの、私はすかっり打ち解けることができた。私は、朱莉ちゃんに連れられて二階に向かった。「ここがヤマさんの部屋。布団や机などは一通りそろっているから自由に使ってね。」と朱莉ちゃんが言っていた。私は荷物を置くと美夏と朱莉ちゃんの部屋に向かった。部屋に入ると、美夏が「ヤマ、明日からどうするの」と聞いてきたので私は、明日から私立リュミエール学園高等部に転校生として入ることを話したら美夏が「私もリュミエール学園に通っているから一緒に行かない?朝練があるから少し早くなるけどそれでもいいなら。」と言ってきた「もちろんだよ。むしろ私は場所が分からなかったからお願いしたいぐらいだよ。」と返した。それから、私は、ご飯を食べ、風呂に入った。そして22時を過ぎたころ、私は気になって「美夏、明日は何時に起きればいい?」と聞いた。そしたら美夏は、「朝6時に起きて。」と言って来たので、自室に戻り、私は目覚ましを6時にセットして眠りについた。
④非日常の日常 side結花
私は、サリーちゃんを自分の部屋に案内した。今日の朝にひいた布団を指さし、「夜、寝るときは、この布団を使って。」と言った。そこから私はリリアちゃんとおしゃべりした。話の中でリリアちゃんがサンスター学園に通うから場所わかると聞いてきたので、「私もサンスター学園に通っているから一緒に行こう。」と提案した。サリーちゃんが、「何年生?」と聞いてきたので、「二年生だよ」と返した。私も、「何年生?」と聞き返した。「私も同じ二年生。」と返してきた。そこから私は、リリアちゃんと1時間ぐらい話したら、下からママが「夜ごはんできたよー。」と声をかけてきたので、階段を降りて、晩御飯を食べた。先にサリーちゃんにお風呂に入ってもらいサリーちゃんが出たのを確認し、私もお風呂に入った。ドライヤーで髪を乾かし、部屋に戻り時計を見ると22時を過ぎていた。サリーちゃんにおやすみを言って、電気を消した。
⑤非日常の日常 side美優
私は、リリアちゃんが生活する予定である私の部屋に案内した。私はリリアちゃんが、荷物をおいたことを確認し、私がふと時計を見ると普段ご飯を作る時間から少し時間が過ぎていることに気が付いたので、リリアちゃんに手伝ってくれるよう頼んだら、快く承諾してくれた。そして私はリリアちゃんに手伝ってもらいながら料理を開始した。リリアちゃんは思ったより手際が良く、いつもより大幅に早く終わり、とても助かった。そして料理を並べ、両親とリリアちゃんと一緒にご飯をたべた。ご飯後私は最初に風呂に入り、出た後リリアちゃんに「次お風呂入っていいよ。」と声をかけリビングで趣味の読書をした。少しして私は、明日の準備をしようと思い部屋に戻った。そして準備が終わったころ、リリアちゃんが風呂から上がり、部屋に戻ってきた。そしていきなりリリアちゃんが何処の学校に通っているのか聞いてきたので、朝日ヶ丘高等学校と答えると私もそこに行くから一緒に行ってくれないかと言われたので了承した。ふと時計に目をやると23時前になっていたので、私は、「もうそろそろ寝よ。」とリリアちゃんに声をかけ、おやすみを言って、電気を消した。
⑥非日常の日常 side美夏
朱莉が「ヤマさんの案内は私がするね。」と言って来たので、朱莉に任せ、一人で先に部屋に戻っていた。数分後、朱莉とヤマが部屋に入ってきた。私はヤマと話し、ヤマがリュミエール学園に転入してくることを知った。そこで、私もリュミエール学園高等部に通っているから一緒に行かない?朝練があるから少し早くなるけどそれでもいいならと誘った。「もちろんだよ。むしろ私は場所が分からなかったからお願いしたいぐらいだよ。」と返してきた。ご飯を食べ風呂に入った後私は、朱莉がいる朱莉と自分の部屋に戻った。22時を過ぎたころに、ヤマが入ってきて何時に起きればいいか聞かれ、6時と答えたらヤマは部屋に帰っていった。そして私は電気を消して眠った。
⑦いざ、学校ヘ
私は、結花ちゃんに起こされ、ご飯を食べ、一緒に家を出た。そして、結花ちゃんに言われるままに電車に乗り15分ぐらい経った頃、結花ちゃんが「降りるよ。」と言って私の手を引き電車から降りた。駅を出て5分ほど歩くと「ここが、サンスター学園だよ。」と教えてくれた。私は学校の中に入り、クラスに向かって歩く結花ちゃんと別れ、職員室に向かった。すると若い女性の先生が職員室に立っていた。その先生は私に気づくと、歩み寄ってきて、「初めましてサリーさん。私は、あなたのクラスの担任、渡辺 葵です。困ったことがあったら頼ってください。」と言ってくれた。「初めましてサリー・ソビナです。よろしくお願いします。」と言った。「じゃあ、教室に行きましょうか。」と言われ私は、先生に連れられ、教室の前までやってきて先生が、「皆さん、おはようございます。今日は転校生がいます。サリーさんどうぞ。」と言われて私は教室に入った。「皆さん、初めまして。サリー・ソビナです。サリーと呼んでください。よろしくお願いします。」と大声で自己紹介した。少しして拍手が起こった。「サリーさんの席は窓側の一番後ろです。隣の席の雨宮さん、学級委員として、サリーさんにいろんなことを教えてあげてください。」と言った。それに対して結花ちゃんは「わかりました。任せてください。」と返していた。私は、昼休みに結花ちゃんに学校の中を案内してもらった。午後の授業も終わり、私は結花ちゃんと一緒に家に帰った。家に帰って私は疑問に思っていたことを聞いた「結花ちゃんは部活してないの?」と聞いた。「私は入りたい部はなかったし、それに勉強も頑張らないといけないし、家のことも手伝わないと。」と返してきた。私は何も言えなかった。私は結花ちゃんのことをほとんど知らないのにちょっと無神経なことを聞いてしまったと思った。沈黙を破るように「お母さんの手伝いをしないと。」と言って結花ちゃんが言って下に降りた。一人部屋に残され私は、私だけ楽しんでいいのかな?と思った。結花ちゃんは部にも入らず忙しそうなのに。私も手伝った方が良いのかなと考えた。私は寝る前に結花に聞いてみた。「結花ちゃん。私も手伝うよ。何かやれることない?」とすると結花は「悪いよ。それにサリーちゃんはお客さんだし、サリーちゃんは何も気にする必要はないよ。」と言ってきた。「でも、結花ちゃんって無理してるように見える。本当はやりたいこともあるのに忙しいからって我慢してる。私が手伝えば少しは好きなことをできる時間ができると思った。だから手伝いたい。」と言った。それに対して結花ちゃんは「全然無理なんてしてない。大丈夫だよ。」と言ってきた。「じゃあ、もう寝よ。」と言われ何も言い返せなかった。結花ちゃんは何もなかったような表情で電気を消し、布団をかぶり寝た。
⑧留学生との登校 side結花
私はいつもどおりに起き、まだ寝ぼけているサリーちゃんを起こし、朝ご飯を食べ、サリーちゃんと一緒に家を出た。そしていつもどおりの通学路を使い、学校まで来た。そして昇降口でサリーちゃんと別れ、私は2年3組の教室に向かって歩き出した。始業時間になり、担任の渡辺 葵先生が入って来て「皆さん、おはようございます。今日は転校生がいます。サリーさんどうぞ。」と言った。その瞬間私は驚いた。まさかサリーちゃんが私と同じクラスなんて。サリーちゃんが大きな声で自己紹介して来た。少しして拍手が起こった。「サリーさんの席は窓側の一番後ろです。隣の席の雨宮さん。サリーさんにいろんなことを教えてあげてください。」と言ってきた。私は「わかりました。任せてください。」と返した。私は、昼休みにサリーちゃんに校内を案内した。その後、何事もなく、午後の授業が終わりサリーちゃんと一緒に帰っていた。家に帰るとサリーちゃんが「結花ちゃんは部活しないの?」と聞いてきた。「私は入りたい部はなかったし、それに勉強も頑張らないといけないし、家のことも手伝わないと。」と返したが、それは嘘だ。私も部活をやりたかった。しかし、言った通り勉強が苦手で、手伝いもしなければいけないため部活に入ってはいけないと思った。しかし、サリ―ちゃんに言うようなことではないと思い、嘘をついた。少しの間サリーちゃんは黙っていた。少ししてお母さんが帰ってきて、手伝いをするためにサリーちゃんを部屋に残し私は下に降りて、一緒にご飯を作った。私が風呂から上がり部屋に戻ると、サリーちゃんが「結花ちゃん。私も手伝うよ。何かやれることない?」と聞いてきた。私は、お客さんに手伝ってもらうのは悪いと思い断った。と言った。そしたらサリーちゃんが「でも、結花ちゃんって無理してるように見える。本当はやりたいこともあるのに忙しいからって我慢してる。私が手伝えば少しは好きなことをできる時間ができると思った。だから手伝いたい。」と言ってきた。私は、「全然無理なんてしてない。大丈夫だよ。」と言った。だって、今さら部活になんて入れないもん。入れたとしても来年は受験勉強で半年ぐらいしかできないからこれでいいんだと言ってごまかした。まだサリーちゃんは言いたげな顔をしていたけど「じゃあ、もう寝よ。」と言って電気を消して寝た。
⑨人間界の学校生活 sideリリア
7時に起き着替え、部屋を出ようとすると、美優がかけた目覚ましが鳴った。美優が起きて「おはようリリアちゃん。早いね。」と言われた。私は「おはよう、美優。全然早くないよ。私も15分ぐらい前に起きただけだから。」と返し、私はリビングに向かった。5分ほどして美優もリビングに来た。朝ご飯を食べ身支度を整え、美優に連れられ、家を出た。美優の横に並び、10分ぐらい歩いたころに、「着いたよ。ここが朝日ヶ丘高等学校よ。」と美優が声をかけてきた。私は校舎の中に入り職員室に向かうために美優と別れた。職員室に向かうと職員室の前に一人男性の先生が立っていた。「初めまして。僕は山井勇人。担当教科は数学。君のクラスの担任だ。よろしく。」体育教師のような大きい声のあいさつに驚きながらも私は、「初めまして。リリア・エルカーテです。今日からよろしくお願いします。」と言い、山井先生と教室に向かった。教室に先に先生が入り「ホームルームを始めるが、その前に転校生を紹介する。入ってきて。」と言われ私は教室に入り、「初めましてリリア・エルカーテです。よろしくお願いします。」とあいさつしたとたん前からたくさんの拍手が響いた。「じゃあ、リリアの席は真ん中の一番後ろだ。周りのやつにいろいろ教えてもらって。」と言われ、席の場所を見ると右に美優の姿が見えた。私が席に着くとホームルームを始めた。私は美優に頼んで昼休みに学校内を案内してもらった。放課後になり、私は美優に「一緒に帰ろう。」と言った。美優は「今日はいいけど、火曜日と木曜日は無理だよ。」と答えた。「どうしてダメなの?」と来た。「私、文芸部に入っていて火曜日と木曜日は活動日なの。」そういわれて私は火曜日と木曜日をどうしようかと考えた。そして、私も部活をやってみようかと考えた。「美優、明日、私も文芸部に行っていい?」と聞いた「いいけど、どうして?」と聞いてきたので「美優がどんな活動しているか知りたいから。」と答えた。家に帰り昨日と同じように美優の料理の手伝いをし、午後7時ごろに帰ってきた、美優の両親と一緒にご飯を食べ、風呂からあがり、明日の準備をして、寝る時間になったので「おやすみ美優。」と言って寝た。「おやすみリリアちゃん。」と美優が言って電気を消した。
➉留学生との登校 side美優
私は、いつも通り7時15分頃に起きると、リリアちゃんが起きていた。「おはようリリアちゃん。早いね。」と言った。するとリリアちゃんは「おはよう美優。全然早くないよ。15分ぐらい前に起きただけだから。」と返してきて、リビングに向かって歩いて行った。私も着替えを終えて、リビングに向かった。朝ご飯を食べ、身支度を整え、リリアちゃんと一緒に家を出た。いつもの通学路を歩き、朝日ヶ丘高等学校に着いた。「着いたよ。ここが朝日ヶ丘高等学校よ。」とリリアちゃんに声をかけた。私は職員室に向かうリリアちゃんと別れ、自分の教室に向かって歩いた。始業時間になり、いつも通り元気いっぱいの声で山井先生が「ホームルームを始めるが、その前に転校生を紹介する。入ってきて。」と言われ、リリアちゃんが教室に入ってきて私は驚いた。リリアちゃんは私より年上だと思ったら同い年だったからだ。そして、私が驚いている間にリリアちゃんは、自己紹介をした。そして先生が私の隣の席を差し「じゃあ、リリアの席は真ん中の一番後ろだ。周りのやつにいろいろ教えてもらって。」と言った。昼休みになり私は、リリアちゃんに頼まれて学校の中を案内した。放課後になり、私はリリアに「一緒に帰ろう。」と言われた。私は「今日はいいけど、火曜日と木曜日は無理だよ。」と答えた。「どうしてダメなの?」と聞いてきた。「私、文芸部に入っていて火曜日と木曜日は活動日なの。」と言った。「美優、明日私も文芸部に行っていい?」と聞いてきた「いいけど、どうして?」と聞いたら「美優がどんな活動しているか知りたいから。」と答えてきた。家に帰り昨日と同じようにリリアちゃんに料理の手伝いをしてもらい、午後7時ごろに帰ってきた、両親と一緒にご飯を食べ、風呂からあがり、明日の準備をして、寝る時間になったので「おやすみ美優。」と言ってきたので、「おやすみリリアちゃん」と言って電気を消した。
⑪初の人間界学校生活 sideヤマ
私は美夏に言われた通り6時に起き、リビングに向かい、リビングに着いてから、5分もしないうちに美夏も起きてきた。朝ご飯を食べ、身だしなみを整え美夏と一緒に家を出た。駅に行き30分ぐらい電車に乗り降りてから5分ぐらい歩いて学校の前に着いた。「私は朝練があるからもう部室行くね。」と言った。「美夏、練習みててもいい?」と聞いた。「いいよ。」と美夏は返してくれた。案内するから着替え終わるまでここで待ってて。そういって美夏は部室に向かって走っていった。5分ぐらいして美夏が戻ってきて「じゃあ行こうか」と言われ美夏に連れられ、部室に向かった。私はスケートリンクの外から美夏たちが練習しているところを見ていた。そして、部活をしている美夏たちがとてもキラキラして見えた。私も部活したいと思った。30分ぐらい見た後、私は美夏に「職員室に行くね。」と言い中央棟に向かった。職員室に着くと先生が出迎えてくれた。「こんにちは。君のクラスの担任の佐山大祐です。担当教科は英語です。よろしく。」とあいさつしてくれた。「初めまして。ヤマ•ディライトです。ヤマと呼んでください。よろしくお願いします」と返した。佐山先生は早速、私を連れて、教室に向かった。先生はクラスに入ると、「ほらほら、静かにしろ。連絡事項が1つだけある。転校生を紹介する。」と言われ、私は教室に入った。「初めまして。ヤマ・ディライトです。ヤマと呼んでください。よろしくお願いします。」と言った。拍手が起こった。するとすぐに先生が席は一番廊下側の後ろだといった。見ると横に美夏がいた。「周りにいろんなことを教えてもらえ。」と言って、先生は出ていった。何事もなく授業が終わり、美夏が、「私はこれから部活に行くけどヤマはどうする?」と聞いてきた。「この学校にバレーボール部ってある?前の学校でもやっていたから入りたいんだけど。」それに対して「あるけど今から入ることってできるのかな?3年生は2学期からは基本的に部活に出ないからできるとしても半年ぐらいだと思うけど。」と言ってきた。「半年でもいい。入ってみたい。」と返した。「だったら体育館でやっているから行ってみて、一週間ぐらい体験してみて決めれば。」と言ってきた。「わかった。行ってみるね。」と言って私は体育館を目指した。私が体育館に着くともう、練習が始まっていた。近くにいるコーチらしき人に声をかけた。「私、体験したいけど大丈夫ですか?」と聞いた。「実力を見せてもらおう。」と言って部員を何人か読んで練習試合をすることになった。私は、サーブやアタックを何回も決め、周りから賞賛された。「君、何年生?」と部員の一人に声をかけられた。「二年生だよ。」と返した。「君の戦力はすごい。ぜひ入ってくれ。」と言われた。「はい。よろしくお願いします。」と承諾した。「短い間だけどよろしくね。明日から朝練も参加してね。」と返してきた。「朝練って何時からですか?」と聞いた。「朝7時30分までに学校に来て」と言われた。一時間ぐらいして、下校時刻になった。体育館を出ると美夏が待っていた。「バレーボール部どうだった?」と聞いてきた。「練習試合したらスカウトされたから入ることにした。」と言った。「ヤマ凄い。」と言われて私は誇らしい気分になった。「じゃあ、帰ろう。」と言われ、美夏と一緒に帰った。そして昨日と同じように、ご飯を食べ風呂に入り明日の用意をして寝た。
⑫留学生との登校 side美夏
私は、今日も朝練があるため、6時に起きた。リビングに向かうと、ちゃんとヤマが起きていた。朝ご飯を食べ、身だしなみを整え、ヤマと一緒に家を出た。駅に行き30分ぐらい電車に乗り降りてから5分ぐらい歩いて学校の前に着いた。私は部室に向かおうとしたら、ヤマが部活を見たいと言ったので了承し、着替えをして一緒にスケートリンクに向かいコーチに見学者がいることを伝え練習をした。30分ぐらいして少し休憩していた時、ヤマが、「職員室に行くね」と言い、中央棟へ向かった。休憩が終わり、少し練習して、朝練が終わった。教室に着いて、5分ぐらいして、佐山先生が入って来て、「ほらほら、静かにしろ。連絡事項が1つだけある。転校生を紹介する。」と言いヤマが入ってきて自己紹介をした。少しして、拍手が起こった。先生が席は一番廊下側の後ろだといった。そこは私の隣の席だった。「周りにいろんなことを教えてもらえ。」と言って、先生は出ていった。何事もなく授業が終わり、私はヤマにこの後どうするかを聞いた。私は部活があったのでヤマに先に帰ってもらう予定だった。それに対し、ヤマは前の学校でやっていたバレーボール部に入ってみたいといった。私は今から入れるか分からなかったが、強い気持ちを汲み「だったら体育館でやっているから行ってみて。一週間ぐらい体験してみて決めれば。」と言った。そして、ヤマは、体育館に向かっていった。私もスケートリンクに向かった。部活が終わり体育館に向かうとまだ活動をしていたのでヤマを待った。少しして、ヤマが出てきたので私は聞いてみた「バレーボール部どうだった?」と聞いてみた。それに対しヤマは、「練習試合したらスカウトされたから入ることにした。」と言った。「ヤマ凄い。」と思わず叫んでしまった。「じゃあ、帰ろう。」と言い、ヤマと一緒に帰った。そして昨日と同じように、ご飯を食べ風呂に入り明日の用意をして寝た。
⑬私は変わらずいつも通り side朱莉
私は、いつもどうりの生活を送っていた。お姉ちゃんは、朝練で早く出たが、私は、いつも7時ごろに起き、学校に行ってる。ヤマさんが来たものの、私の学校生活は何一つ変わらなかった。普段どおり授業が終わり、競技かるた部の活動を始めた。部員は私を含めて10人ぐらいいるのだが、来ない人がいるため、普段は5人と、とても少ない。しかも全員がそこまで強いわけでもないので、とても緩く月曜日と金曜日の週2回ぐらいでやってる。部活が終わり私が帰るとまだお姉ちゃんとヤマさんは帰ってきてなかった。30分後お姉ちゃんとヤマさんが帰ってきた。学校だと何も変わらなかったし、家でも、ヤマさんが、とてもなじんでるから、一人増えたぐらいで、それほど変わったとは思わなかった。最初留学生が来ると聞いたときはどんなことが起きるか分からなかったが変わったところがなくてとても安心した。しかし、翌日、同じクラスのバレーボール部の生徒から質問攻めにあった。理由は、体育館に体験できた生徒がいてその人が、お姉ちゃんと帰っているところを見たらしい。それで私が何か知っているじゃないかということで私に聞いてきたというわけだ。私は「あの人はヤマさん。一昨日から来てる留学生で、昨日、高等部に編入してきたの。知っていることはそれだけ。」とだけ言ってその場をしのいだ。
こんにちは(初めまして)桑原大樹です。現役高校生魔女の人間界研修、第二話を読んでいただきありがとうございます。ついに人間界の生活が始まりました。クラスの人は転校生ということで興味深々。仲良くできそうでよかったです。次はついに恋の話となります。どんな話になるかお楽しみに。では、また次の話でお会いしましょう。