表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

84/84

服屋さんで買い物

やっと書く時間が確保できた

どうも。エレナさんのエッ!?な姿を整える為に服屋さんに来た変態です。今は会計が終わるのを待っている。

エレナさんはものすっごい量の服を購入したし、待ち時間は長い。

ここは彼女行き付けのチェーン店らしいのだが……明らかに外装も内装も高級店のそれだ。値段もやべぇ。

安いやつでも鳴の食費と同等かそれ以上だぞ。


それとここに入った瞬間になんて声掛けられたと思う?

「いつもご利用ありがとうございます、エレナ様。本日はどのような物をお求めで?」って言われてた。

エレナさんはアーロン支店を利用するのは初らしいが、彼女の知名度と毎回凄い量を買っていくことが相俟って、利用した全店舗からこう言った挨拶があるらしい。


そんな高級店の名前はローマ字っぽい文字で『TANAKA』。うーん……同郷の気配を感じる店名だ…。

想像してるよりもこっちに召喚されてる人は多いのか?


「おっまたせー!」

「山のように買ってましたけど、いくら使ったんです?」

「白金貨を十数枚」

「じゅうすぅっ……さすがAランク。そんな大金を端金扱いですか…」

「まぁしばらく高額のクエストは受けれないし、少しは節約はしようと思ってるけどね。しなくても三十年くらいは余裕で持つけど」


目からハイライトを消してそんなことを言うエレナさん。

そういえば大変なクエストばかり押し付けられて来たって言ってたよな?なまじ強いばかりに。

だから貯金が貯まりに貯まりまくってるということか。不幸寄りの幸運と捉えるべきか、幸運寄りの不幸と捉えるべきか…。いや、不幸中の幸いという言葉が一番合うか。本人としては不本意だろうけど。


しかもそんな中でスパイ活動もしていたって言うんだから、本当に凄いなこの人は。


「それで、さ。どう?新しいパーカー」


そう言ってゆっくり回転してパーカーを見せてくるエレナさん。

黒をベースにしていて、青薔薇の刺繍が施されている厚手のパーカーだ。美人は何着ても似合うと言うが、さすがはエルフの中でも特に美人と噂のエレナさん。見惚れそうになるくらい似合ってる。


「可愛いと思います」

「やったね!カガリくんに褒められた!……あれ。そういえばメイちゃんは?」

「あー……あっち」


鳴がいる方向を指さす。

するとそこには、店員さんに捕まってるうちの子が…。しかも捕まえているのは―――アニメでよく見るゴリラみてぇなマッチョのオカマだ。


「キャー!やっぱり貴女は最高の素材よ!こんなに何を着ても似合う人、エレナちゃん以来よー!」

「そうですか。それはわかりましたからもう解放して……」

「次は少しロックな格好にしましょうか!ささ、着替えて着替えて!」

「……パパ〜…(´;―;`)」


鳴がついに限界に達したらしく、涙目で俺に助けを求めて来た。

エレナさんが服を物色してる間に店の奥から現れた彼……じゃない彼女によって、鳴は完全に着せ替え人形にさせられてしまっていた。

鳴は精霊故に服に無頓着だからな…。かなり苦痛だろう。


ああいう店員の勢いを止めようと思ったら理不尽に痛い目に遭いそうだから、「ちょっとだけ付き合ってやって」と送り出したのだが……さすがに助けるか。


「あのー、店員さん。うちの子そろそろ限界みたいなんで、その辺にしてあげてください。子どもはストレスに敏感ですし」

「ん〜……出来ればあと一時間くらいコーディネートしたかったのだけど、親御さんがそう言うんじゃ仕方ないわね」


「パパ〜…」


ひしっと俺に抱き着いてくる鳴。あらやだうちの子可愛い…。

キャラが崩壊するほど追い込まれてたのね。頭をなでなでしてあげよう。


それはそれとして、今着ている鳴の格好……めっちゃええやん…。

肩に穴が空いてるタイプのフリルが付いた袖が長い水色のワンピースに、白を基調としたカチューシャ。

ワンピースの背中側には大きいリボンが付いていて、まるで羽が生えた妖精のようだ…。精霊だけど。両者の違いはよくわからん。

言葉が違うだけかもしれん。


とにかく可愛い。うちの子マジ可愛い。

このままお持ち帰りしていいですか?買いますこの服。


「いくらですか?この服」

「あら?貴方には気に入って頂けたかしら」

「はい。元々可愛かったうちの子がさらに可愛くなったので、ぜひこの服を」


「う〜…。パパまでそんなこと言うのですね…」


顔を赤く染めながら、満更でもない様子の鳴を見てそのままお会計しました。

エレナさんの友人ということで、サービスで半額にしてもらえた。金貨15枚だ。

半額でもたっけぇ〜…。


「相変わらず可愛い子を見掛けては着せ替え人形にしてるんだね。カルボナーラは」

「あらエレナちゃん。そんな私が見境のない人間みたいに言わないで頂戴な……って、なんかアンタ前に会った時より随分と強くなってなぁい?」

「えっ。そうかな〜?自分じゃよくわかんないや」


なおあのオカマ店員はエレナさんのお知り合いだったらしい。

カルボナーラさんって言うのか……カルボナーラ食べたくなってきた。

どっかにパスタ屋さんないかな。

うーん。息抜きにラブコメでも書こうかなー。

自分はラブコメの方がまだ一応才能があるらしく、ラブコメの処女作は総合ポイント2000以上あります。

ネタが思い付かず、休止中ですが。


一個だけ投稿してると飽きが来るので、次はなんかイチャラブコメ投稿します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ