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詩集

星月夜(ほしづくよ)

作者: 入江 涼子

 ある日、あたしは夜空を窓辺から見上げた。


 お月様が出ていない新月の夜だ。


 代わりにお星様がたくさん出ていた。


 まるで光の欠片を散りばめたみたい。


 街灯がないから天の川まで見える。


 凄く綺麗で。


 筆舌に尽くしがたい美しさだ。


 山の奥に来た甲斐があるなと思った。


 こんな夜を昔の人は「星月夜」と呼んだらしい。


 ぴったりな名前ではある。


 一人だけの贅沢な時間。


 けど寂しくはない。


 いつまでも眺めていられる。


 あたしは今度は地上を眺めた。


 パチパチとはぜるたき火。


 これも見ていて飽きない。


 お星様と炎と。


 一人ぼっちではないと教えてくれているようだった。

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