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五文小説

作者: 今井キマリ

貴女を女にしたくなかった。


母が娘にいうありがちなあれ。


今の時代


父親もそうなっている。


これを五文小説と呼ぼう。


童貞や処女にこだわった


枢機卿が産む脅威は


私達の世界を蝕まない。


ただの笑い話。


五文小説は自由を失った


ある種中年世代を超えた何か。


そこには何もない。


汚れるなかれ、少年少女よ。


それこそが汚れ自身だ。


少し汚れてしまえ


若人の戯れを拒否するな。


正に枢機卿は社会性を失った。


今ここに世界が産まれる。


五文小説。


三文より甘い。

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