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一期一会の話

作者: うたの

前向きのスパイラル

出会いは偶然で別れは必然。

終わらない邂逅はありません。

生きてるということはこの繰り返しです。

生と死もそうです。

でも、それは突然の別れだったりすると、人は悲しみます。心の準備が出来ていないと、関係が親しいほど思いは強くなるでしょう。

大人になるということは人との距離感を探りつつ、自分が揺らがないように心をコントロールすることでもあります。

ただ、それが果たして幸せかは人の心が決めること。

本当に大切な人を亡くして悲しみを見せないように自己を保つことは心に負担をかけるでしょう。

では、悲しみに暮れ、自己を喪失することが正しいか、というとそれも違うと思っています。

感情に従い、悲しむ時に悲しみ、立ち直る。

そのためには心残りを減らす。

後悔を減らしていく事で、素直に悼む事ができる。

そうして思い出に変わっていくのだと、私は思っています。



心残りを減らすとはどういうことなのか?

一言で言うと一つ一つの出会いを大切にするということです。

終わりは突然に訪れるので、そこまでの過程で相手のために何が出来るかを考える。

例えば、後輩をほめようと常々思っていても言葉にしなければ相手に伝わりません。

「ありがとう」や、「頑張ってるね」など認める言葉は、相手の気持ちを惹きつけ、感謝の念を表すことで自分だけが頑張ってるわけでは無いという連帯感を湧き起こす。

結束力の強い信頼関係はそうして出来ていくものだと思います。

日頃から感謝の念を表していれば、ひょんなことから得をすることもあります。誰にまわしても良い案件が電話であった。その時、受付の子から優先して電話を回してもらえたり。

良いスパイラルは良い事を引き寄せる。

その契機として、始めてみるのはいかがでしょうか?



タイトルの一期一会とは

その出会いは一生に一度の事なのだから、これを限りと思って大切にすること。

といった意味です。

今日のさよならは生涯のさよならかもしれない。そう思ったら相手のことを思いやれるのではないでしょうか?

友人関係でも親子関係でも気恥ずかしいでしょうが。言わず後悔するより、言って赤くなる方が心が軽くなるものです。

少なくとも私はそうでした。

どうしようもない思いを抱えるより、向き合うことで処理する方法は以前語っています。

伝えられるのは相手がいるから、ということを忘れないで下さい。


幸せから外れたことのない人にはピンと来ないと思います。経験を経て、たどり着くものの一つであります。昔の自分は手にした幸せを浪費していた。もっと大切にすればよかったのにと後悔は尽きません。

残された者からの願いは、出会いが「有り難い」ものだと思って欲しいです。ふれあい(交流)が人が変わりうる要因の一番だと思ってます。


反論として「依存」が出ると思いますが、その成分が、完全に無い人はいないでしょう。負荷を分散してバランスが取れている人と、少ない人に集中していびつな人に分かれるだけなのではと思っています。

依存の是非については問うことはしません。依存からの脱却も含めて後悔のもとである心残りを減らしていこうという話です。


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