第十九話 小さなプライドと新技
「これは、どうしましょう……、想像以上に基礎体力がないわね。」
この後も体力を図るため色々な事をしたがどれも話にならないらしい
「は、はあ……。」
「これじゃあ、一瞬で殺されるわね。諦めなさい」
え? だから鍛えてくれるんじゃ? このまま殺されるなんて嫌だ、ハーレム作ってないもん
「お願いします、なんでもしないから見捨てないでください~」
この時初めて男のプライドというものを捨てセーラの足に縋り付いて懇願した。
「冗談よ、あ、あなたプライドというものがないの?」
若干引いているセーラの言葉によって自分がいまどれほど恥ずかしい状態にいるのかに気がついた。
「う、うん、おほん。で自分はどうしたらいいでしょうか」
「そうね、体力がダメなら魔法重視で行くわ、魔法を見せて頂戴。」
「魔法か……」
「どうしたの?」
「いや、まだフラッシュしか使ったことなくて……」
「……、大丈夫よ今回は魔法の力を見るだけだから魔法は何でもいいわ」
よかった……、またあんな白い目で見られたら心が折れるところだったよ
「じゃあいきます、あの目つむった方が……」
「バカね、めをつむったら実力がどれくらいか分からないじゃない。安心しなさい、魔法で防御しとくわ」
「で、でも……」
「いいから早くしなさい! 私だって暇じゃないのよ」
「は、はい。ではいきます」
「ええ。」
するとセーラは目に防御系らしい魔法をかけた。
「フラッシュ!」
するとまたも光が闘技場全体を包み込んだ。
「め、目がぁぁぁぁぁぁ!」
「え?」
あれ? 今目に防御魔法張ってなかったか?
目の前に先ほどまで俺に白い目を向けていた気高いセーラが転がっている。
「うう……」
「あ、あの……、大丈夫です……か?」
するとハッ! と何かに気がついたように目をつむったまま顔をあげ
「ふ、ま、まあなかなかやるわね」
「……」
「魔法を重点的に鍛えていきましょう。」
「防御魔法かけたんじゃ……」
「ま、まあね。あなたを侮っていたわ、さすが異世界人ね。魔法の才能はあるわ」
「え、あ、ありがとう」
急に褒められて少し顔が赤くなるのが分かった。
これがアメとムチってやつか……、恐ろしい
「取り合えず魔法ね。いくら魔法の才能があってもフラッシュだけじゃ勝てないしね」
殺人鬼相手にフラッシュ連発してる自分が目に浮かぶ……
「ううっ」
そのイメージの中で殺人鬼は目を閉じたまま首をはねた……
「でしょ? そうと決まったら使える魔法のレパートリーを増やしましょう。」
「はい」
「そうね、取り合えず光の量は問題ないからその光を攻撃に変えましょう」
「攻撃?」
「そう、光で物理的に攻撃するのよ」
「おお! そんなことが」
「光玉ていうの、光の玉をイメージしてあとはフラッシュと同じ要領で放つ。難易度は結構上がるけどこれができればある程度戦えるわ」
「なるほど……、やってみます」
「ええ、まあ最初だからできなくても……」
「光玉!」
ものすごい量の光の玉が闘技場に風穴を開けた。
最近忙しくなって毎日連載ができなくてすいません。




