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(旧)ブキセンタク

思った以上に進まないため、諦めてわが道を進むことにしました。

亀進行になりますが、お付き合いください。

「まぁまぁ、気を取り直していこう。まだチャンスはある」

「本当に」

「あぁ、本当だって、ここから先の選択によっては挽回だって夢じゃない」


ドロシーは僕を励ます。


「んじゃあ、そろそろ移動するよ」


ドロシーは手を叩くと風景がまた変わる。

何度体験してもこれは面白い。

今度は武器、防具が並びこれぞ鍛冶屋と言う感じだ。


「おう、ドロシーおめぇが管轄外まででしゃばってくるとはな」


いつの間にかそ傍に一人の男の子がいる。

こっちは正直心臓に悪い。


「ガンツさん。どもども」

「まったく、てめぇは挨拶すらろくにできねぇのか」


ドロシーは軽く挨拶をする。

しかしそれが気に入らないガンツは、眉を寄せ文句を言う。


「で、こっちの嬢ちゃんが俺の客か」

「どうも、レイといいます。こう見えても男性です」


とりあえず、挨拶と訂正を入れておく。


「男だと。いや・・・まぁ人の趣味はそれぞれ出しな。うん、まぁ頑張れよ」


すごく、動揺された。

ついでに僕の趣味だと思われた。

そして、何故か応援された。


「いやいや、好きで着てるわけじゃないです」


慌てて訂正し、これまでの経緯をガンツに話す。


「まぁそりゃあしかたないわな。まぁ、俺から言わせて見ればじょ・・坊主の職業と種族に関しては案外いい引きだったと思うぜ」


明らかに嬢ちゃんといいかけて訂正したな。


「呼び辛かったらレイでいいです」

「あぁ解った。あぁそういえば俺の自己紹介がまだだったな。ドワーフのガンツだ」


ふむふむ、ドワーフねぇ。


「これで、ドワーフなのか。ドワーフといったら筋肉隆々で髭モジャじゃないのか」


思わず叫ぶ。


「ぶっ」

「ドロシーてめぇ」


噴出すドロシーを睨み付けるガンツ


「あの・・ね。レイ・・くっ・・実は・・ドワーフがこの姿・・になったのはちょっと・・訳があるんだ」


笑いを堪えながら言うドロシー

正直聞き辛い。


ハァとガンツはため息をつき話す


「こっから先は俺がはなす。一度しか言わないからよく聞け」


ガンツは一呼吸入れた後話し始める。


「まぁドワーフといったら小柄で筋肉隆々でりっぱな髭が生えてるイメージだよな」

「まぁそうだね」


ガンツの確認に答える。


「まぁ、ここでも最初はドワーフはそういう見た目の奴だったんだが・・・そのなんだ・・・問題が起こってな」


すごい言い辛そうなガンツだったが意を決したように語る


「鍛冶で金属を叩く時に飛び散る火花で髭が燃えたんだ。それも、一度や二度ではなくてな。でもって髭はやめようとなったらしい」


なんと言っていいのやらすごく声かけ辛い


「でな、髭がなくなると今度は奴らは筋肉にも注目しやがった。見た目が子供なのにあんな筋肉はおかしいって言い出したらしくて結果が今のドワーフに当たる」


まさにご愁傷様である。


「何が一番辛いってその話をドロシーに話したらバカみたいに笑いやがった。まったく何で俺はあんな奴に話したんだ」


愚痴るガンツ。

『ご愁傷様です』しか言えないねコレ。でもあえて言うとしたら


「一つ間違ってるよ。ドロシーは『バカみたい』ではなくあれはただの『バカ』だ」

「ちげいねぇ」


ガンツは僕の発言にニヤリと笑う。


「ちょっとバカはひどくない」


ガンツが話している間、横で声を殺して笑っていたドロシーは僕の言った言葉に拗ねてた。


「ちょっとした意趣返しだ」

「レイはガンツの味方なのね」


よよよ、とドロシーは泣いたフリをする。


「そんな事よりも、おめぇの武器探しだ」


ドロシーの行動を無視し話を進めるガンツ


「はいはーい。私が選ぶ」


さっきまで泣いたフリをしていた筈のドロシーはまるで新しい玩具が手に入った子供のように万遍な笑みを浮かべ武器を探しに行った。


「なんか嫌な予感がするな」


ガンツの呟きと同じく僕も嫌な予感がする。


「まぁ、こっちで適当に見繕ってやる」


ガンツも武器を探しに行った。



二人が武器を選びに行った後、僕は武器や防具を眺め二人が帰ってくるのを待っていた。

しばらく待っていると、二人がほぼ同時に帰ってくる。


「見つけるのに苦労したよ」


ドロシーの発言に不安が増す。

というかなんかピンクの物体がちらちら見えてるのだが。


「じゃーん。コレでしょやっぱり」


ドロシーが僕に差し出したのはピンクのおもちゃのステッキと鞭だった。


「おいおいこんなもん何処で見つけてきやがった」

「ステッキで魔法少女か、鞭で女王様」


ガンツの呟きを無視しドロシーはドヤ顔でステッキと鞭を僕に押し付ける。

姫、男の娘(屈辱)、女装男子(諦め)、獣耳だけでも濃いキャラなのに更にそこに魔法少女か、女王様を付加する気なのかこいつは・・・。


「やっぱ、こいつに任せたのが間違いだったか。」

「えー。杖も鞭も得意武器になるんだよ。ちなみに得意武器ってのは職業や種族で決まっていて、それを装備するとクリティカルヒットが出やすくなったり攻撃力にプラスが付いたりするんだよ。レイで言ったら『鞭』『片手剣』『杖』が得意武器ね」


ガンツの嘆きにドロシーは反論しおまけに補足説明もしっかり付ける。


「得意武器がなんだ、使い慣れた武器が一番だろ」


ガンツはそう言い僕に武器を渡す。



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