表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/26

閑話休題 ドクハク

おまたせしました

木造作りの建物に私達は倒れていました。

どうやら、転移の影響で私達は気を失っていたようです。

転移の影響で気を失うことが有ることは知っていましたが、まさか自分がそうなるとは思っても見ませんでした。正直なところ少し情けないです。

まぁレイさんに情けない姿を見られなかっただけ良かったと思いましょう。

もし、レイさんの後に目覚めたらと考えると――顔が熱くなります。

もしかして、膝枕をして頭を撫でてくれるのでしょうか。それとも・・・き、キスで目を覚まさせようとしてくれるのでしょうか。

キャーー。破廉恥です。

でも、もしそうなったらどうしましょう。期待してもいいのでしょうか。

って、そうでした私が先に目覚めたのでそれはないのでした。

ですが、私が先ほど言ったようなことをレイさんにすることはできますよね・・・。

どうしましょう。やってしまいますか。

いや、でも破廉恥な人と思われるのでしょうか。

いや、でも介抱するだけなのです。邪な気持ちなど、そんなに・・・いや半分ぐらいしかないのです。

それに、このままレイさんを床に寝かせておくのもどうかと思います。


思い切った私は床に正座をし、レイさんの頭を乗せます。

乗せただけなのに心臓はバクバク。恥ずかしく、それでいて嬉しいです。

やって、やってしまいました。二回目ですけどやはり膝枕はいいものです。


こうして、膝枕をしながらレイさんの頭を撫でていると今まで出来事が浮かんできます。

考えてみれば、欠陥品の私なのに思い切ったことをしたものです。


初めの出会いは散々でした。

師匠の悪ふざけにつき合わされ簀巻きにされたり、レイさんの攻撃によって裸にされたりしましたからね。

ですが、不思議なことにそれでレイさんを怖い、嫌だとは思いませんでした。

むしろ、可愛い、こんな人と旅ができたら楽しいだろうな言う好印象を持ちました。

その後、レイさんが男性だと知ると、付き合いたい程に愛おしい存在まで印象は跳ね上がりました。

これが所謂、一目惚れと言うものでしょうか。


あの時もそうです。私が師匠の着せ替え人形になっていた時、恥ずかしかったのですが師匠からレイさんが私のことを気にしていると聞かされたときも嬉しくてそして、頑張ってみようと思えました。

そういえば、色々着されましたね。ナースやメイド服、シスターにクノイチ最終的にはどれも着ませんでしたが、私のストレージの中には入っています。

師匠が用意した衣装の中で、最も露出の高い水着を披露した時のレイさんの反応はかわいかったですね。


確かその後すぐでしたね。レイさんを膝枕したのは。

師匠からレイさんみたいのは意外と奥手だろうから、こっちから積極的に行動しないといけないよと、アドバイスを貰ったので自分の体を使って頑張って見たのですが頑張りすぎて気絶させてしまいました。

あの時は、物理的に落としてどうするのと師匠も苦笑いしてましたね。

そのあと、師匠から膝枕で介抱すれば良いといわれて膝枕したのでしたよね。あれは、良い思いです。


でも、その後のことはあまり覚えていたくないですね。

今思うと我ながらなんという破廉恥な事をしてたのでしょう。

まぁ膝枕で少々いや、すごく浮かれてましたから仕方ないかもしれません。

その結果、性質が悪いとか言われたり、放置されたりと散々な目にあいましたからね。

しかも、寂しさのあまりレイさんに八つ当たりしてしまいましたし。

そういえばその後、話がなぁなぁになってたのでまだ謝っていませんでした。

レイさんが起きたら謝らなければいけませんね。

もし、・・・。

いえ、この事は考えないようにしましょう。


それにしても、レイさん中々起きませんね。

これは良くないのではないでしょうか。どうしましょうか。

こう言うときは物語ではキスをすればいいんですよね。

き、キスですか。しますか。しちゃうんですか。

ど、どうしましょう。



と言うことで番外編二作品目ですね。

ちょっと、くどかったかな。と思いつつ書き上げました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ