8話
今更ながら言い訳。
ケータイからなので思った所で改行ができてない時があります。
段落してないのは横書きだからいいかなぁって甘えです。
すいません。
あっちゃんに従い素直に席に着く。席って言っても地べただけど。
あっちゃんお気に入りの黒い正方形の机の側、なんとなく定着している場所に腰を下ろす。
机を観賞してみると、所々塗装が剥げ中の木が虫食いされたみたいに露出しているのが散見できる。使い込んでるのが見て取れる。
「あっちゃん机新しいの買わないの?」
剥げた箇所を撫でながらあっちゃんに質問を投げかける。
「えっ?」
あっちゃんはまだ絶賛調理中なので、聞こえなかったみたいだ。まあいいか。
ジュージューと炒めている音が耳に入り、香気が部屋を満たし食欲を煽る。
料理当番は大半があっちゃんだ。私は仕事があるから帰宅するのが遅くなる。必然的にあっちゃんが料理を担当する事が多い。休日は私が作る事が多い。味は…まぁジャイアンよりは勝るな。ちょっと苦手。家事は大抵あっちゃんが行ってくれている。女子力はあっちゃんの方が強いな。うん。
「はいっお待ち」
居酒屋の店員のような語勢を少し荒げ皿を運び私に差し出す。野菜と肉の割合が黄金比の野菜炒めが目の前を彩る。ちなみに野菜が6で肉が4ね。
「まあ!今日はご馳走ね」
私がおどけてみせると、
「何?嫌味?」
「いや。あっちゃんが作る料理は全部がご馳走だなぁって」
「ははっこいつぅ」
おでこを指でツンとされた。私は嬉戲に頬が綻ぶ。
「ん?何か量が少ないような…」二人分にしては野菜炒めの量が少ない気がした。
「これは璃子の分だけ」
「何で?あっちゃんは食べないの?」
「ダイエット強化週間だからね」
そう言いながら自分の二の腕をぷにぷに。私よりは確実に細い二の腕は羨ましい限りです。あっちゃんはどちらかと言えばスレンダーな部類だ。
「充分細いと思うけどな」私は呟く。
「いいの。早く食べな」
促され手を合わせ一言。
「いただきマンモス」
「はい。え~と、どう…ん~…どうぞ」
いただきマンモスに合わせるように何か言おうと一顧したが出なかったみたい。どう象とかどうかな?マンモスだけに。
箸を握り皿の野菜炒めを適量掴み口に運ぶ。そして咀嚼。私の好みを熟知しているからか味付けはちょうど良い。
ふとあっちゃんに目をやると私を頬杖をつきながら眺めていた。おじいちゃんが孫を愛でる様な柔和で温柔な表情だ…あっおばあちゃんだな。