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Like I Loved You  作者: 昇歌
2/20

1話

…みたいな。が口癖です。

私の名前は佐武璃子。高校を卒業して二年経った二十歳だ。

別に二十歳という大人にカテゴライズされる歳になっただけで、大人の遊びなるものには別段興味はない。

お酒や煙草も吸わないし飲まない。自ら有害物質を取り込む程M気質じゃないんです~てへっ☆…みたいな。飲みに誘われても極力断ってます。

大学へは行きたかったんだけど、受からなかった。

必死こいて勉強したのに努力は認めない大学に悲憤を覚えた。

ふんっ!もう知らないっ!みたいな。まぁ高校時代ろくに勉学に勤しんでいれば…後悔先に立たずとはよく出来た言葉だ。

過去は変えられない若人よ未来を見据えろ!とエールを送ってみる。実は大学に行きたかった理由は恥ずかしい話し恋愛事情なのだ。

高校三年の頃に私から告白し見事に実った。本当に嬉しくて嬉しく。追憶しただけでも頬が緩んじゃう。ぐへへへっ。

毎日でも逢いたくて、声も聞きたくて、全てが欲しくて。

もうなんなら一つになりたい…みたいな。

『あの人』を溺愛する気持ちは誰にも負けないと自負している。

親や友達よりも大好きで、愛している。恋は盲目と言う意味がよくわからん言葉も今ではわかる気がする。

高校三年のある日『あの人』が大学に行きたいと言い出したのだ。私もその事には賛成した。だって一緒に大学行ってラブラブキャンパスライフを送りたかったんだもん。

でも現実はそんなに甘いものじゃなかったんだな。手厳しく険しかったんだな。おにぎり美味しいんだな…と某タンクトップ絵描きの真似をしてみる。

現在は高校生卒業後に一番就職率が高く夢のないOLに就いている。

留年しても良かったんだけど、いかんせん学が足りなくて合格率は一桁という散々な結果だった。いつ受かるかもわからない状況に親は留年を許さなかったんだにゃあ。

先輩後輩でのキャンパスライフは夢で終わった。それに比べ当時『あの人』は学年一の秀才。もちろん一発合格。

恋人が頭良いって何か自分も嬉しい…気がするのは私だけでしょうか?


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