星
それは結ばれない恋でした…。
彼女は彼を愛していました、彼も彼女を愛していました。
なのに、どうして…?
彼女は泣きました。
彼も、泣きました。
彼は謝りました。
何度も、何度も。
彼女は笑っていいました。
「すぐに会えるよ…」
彼女死にました。
自ら命を断ちました。
「私はいなくなります。
私は星になります。
いちばん小さくひかってるのが私だよ。
見つけたら、手をふってね。」
今日も彼は空を見上げます。
小さく瞬く星がひとつ。
あの時の彼女の笑顔のようにも見えました。
彼は切なく微笑みました。
これで、よかったの…?
と…