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子供の時に、初恋をした男の子と今付き合ってます!

作者: 七瀬
掲載日:2022/12/16







私の彼氏は、“子供の時に私の初恋の男性ひとだった。”

彼は私と幼稚園の時に同じ組の男の子で、私はその男に初恋をする。

でも? 小学生に上がる頃、男の子の親の仕事の関係で引っ越す事になった。

私は物凄くショックで、お母さんに何度も何度もこう聞いていたらしい。



『どうして雄偉君と同じ小学校に行けないの?』

『雄偉君のお父さんの仕事で、別の小学校に行く事になったのよ。』

『私! 雄偉君と同じ小学校じゃないと行かないもん!』

『芽生は、そんなに雄偉君の事が好きだったの?』

『うん!』





・・・今考えると? 恥ずかしいぐらい私は泣いていたらしいと後で

母親に聞いた事がある。

子供の頃は、素直に何でも想っている事を出せていたんだと思った。

今となれば、好きな男の子が居ても目も合わせられないぐらい恥ずかしい

というのにね。






 *






でもある時、“初恋の男の子の事をすっかり忘れていた私。”

今付き合っている彼が、半年も経って彼だと気づいた!?

名前も顔も、何もかも忘れていたせいでまさか!? 彼が初恋の相手

だなんて思ってもみなかった。

彼の両親が離婚しており、“苗字が変わってたせいもあったからだ!”





それは、まるで彼が別人のように変わっていた事が一番の原因だと思う!

面影もない彼をまさか、初恋の相手だと思わないだろう。

私が好きになった男の子は、爽やかでカッコいい男の子だった。

この子が大人になれば、“間違いなくイケメンになるだろうと当時思った

人は少なくなかったと思う!”





・・・それなのに、今の彼は?

汗っかきで、体重も100㌔を超えている。

食べる事が大好きで、痩せる気が全くない彼!

眼鏡はいつも曇り、【油】が付く食べ物には目がない。

時間があれば、ずっと何か食べている。

でも? 彼は自分がそれほど太っていないと思っている!

食べても太らない体質だからと、食べる事をやめない。





でもいいところもある! 私が作った料理を一度も残した事がないのだ!

食べる事が好きな彼は、私の料理をいつも美味しいと米粒一つ残さない。

私もそれが嬉しくて、彼の為に必死で料理の勉強もした。

プクプク太っていく彼を見ていて、私も満足していた。

既に目の前に居る彼を、“初恋の相手”だと全く思わない私。

私の記憶から、淡い初恋の男の子の記憶が消えていく。

彼じゃない、あの時好きになった彼はキレイな想い出のままで......。

今の彼を初恋の男の子ではない別の彼だと私は思って見ている。




『由麻ちゃん? 今日の料理はなーに?』

『“油をたっぷり使った料理よ。”』

『マジ、旨そう!』

『だから、勝手にマヨネーズを夜、私に黙って直で飲まないでね!』

『・・・ううん。』

『あんまり油ものばかり食べると? 太るし病気になるわよ!』

『好きなモノを食べて死ねるなら本望だよ。』

『私がダメよ! 私を置いて勝手に死なないで!』

『分かった、でも僕の好きなモノは作ってね。』

『でも? 病院の先生から油もの止められてるのよね。』

『僕は気にしないよ!』

『私が気にしてるの。』

『でも食べないと死ぬよ。』

『カロリー抑えれないかな?』

『カロリーがない食べ物なんて! 栄養がないよ!』

『私は長生きしてほしいのよ。』

『僕は食べる事をやめられない!』

『そうね、でも少しはダイエットしてみたら?』

『無理! 由麻ちゃんが僕に本気でダイエットさせたいなら? 別れるしか

ないと思うんだ!』

『そこまで、食べる事をやめられないのね。』

『そうだよ!』

『・・・“私の初恋の相手はどこへいったのやら?』

『もう、この世にいないと思った方がいい!』

『そんな言い方ないでしょ!』

『僕はあの頃とは、随分と違うんだ!』

『・・・“現実に蓋を閉めるき?”』

『過去は過去だよ、今の僕を見てほしい!』

『でも、今居る貴方が現実でしょ!』

『何度も言うけど、僕は痩せる気はないんだ!』

『そうみたいね、もう私も諦めたわ。』

『それなら良かった。』

『でも、できるだけ栄養が偏らないようには料理は作るからね。』

『じゃあ、お願いしようかな。』

『うん。』







食べる量は変らないけど、栄養が偏らないようにいろんなモノを彼の

為に作ることにしたわ。

相変わらず、彼はプクプクと太っていく。

瘦せる気が全くない彼をこのまま太らせていいモノなのか?

たくさん食べても痩せれる料理を作るしかない!

私は彼に少しでも長生きしてほしいから。

“初恋の相手じゃなくてもいい、今大好きな彼と一緒に居られるなら”

私は何でもしようと思うの!



最後までお読みいただきありがとうございます。

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