子供の時に、初恋をした男の子と今付き合ってます!
私の彼氏は、“子供の時に私の初恋の男性だった。”
彼は私と幼稚園の時に同じ組の男の子で、私はその男に初恋をする。
でも? 小学生に上がる頃、男の子の親の仕事の関係で引っ越す事になった。
私は物凄くショックで、お母さんに何度も何度もこう聞いていたらしい。
『どうして雄偉君と同じ小学校に行けないの?』
『雄偉君のお父さんの仕事で、別の小学校に行く事になったのよ。』
『私! 雄偉君と同じ小学校じゃないと行かないもん!』
『芽生は、そんなに雄偉君の事が好きだったの?』
『うん!』
・・・今考えると? 恥ずかしいぐらい私は泣いていたらしいと後で
母親に聞いた事がある。
子供の頃は、素直に何でも想っている事を出せていたんだと思った。
今となれば、好きな男の子が居ても目も合わせられないぐらい恥ずかしい
というのにね。
*
でもある時、“初恋の男の子の事をすっかり忘れていた私。”
今付き合っている彼が、半年も経って彼だと気づいた!?
名前も顔も、何もかも忘れていたせいでまさか!? 彼が初恋の相手
だなんて思ってもみなかった。
彼の両親が離婚しており、“苗字が変わってたせいもあったからだ!”
それは、まるで彼が別人のように変わっていた事が一番の原因だと思う!
面影もない彼をまさか、初恋の相手だと思わないだろう。
私が好きになった男の子は、爽やかでカッコいい男の子だった。
この子が大人になれば、“間違いなくイケメンになるだろうと当時思った
人は少なくなかったと思う!”
・・・それなのに、今の彼は?
汗っかきで、体重も100㌔を超えている。
食べる事が大好きで、痩せる気が全くない彼!
眼鏡はいつも曇り、【油】が付く食べ物には目がない。
時間があれば、ずっと何か食べている。
でも? 彼は自分がそれほど太っていないと思っている!
食べても太らない体質だからと、食べる事をやめない。
でもいいところもある! 私が作った料理を一度も残した事がないのだ!
食べる事が好きな彼は、私の料理をいつも美味しいと米粒一つ残さない。
私もそれが嬉しくて、彼の為に必死で料理の勉強もした。
プクプク太っていく彼を見ていて、私も満足していた。
既に目の前に居る彼を、“初恋の相手”だと全く思わない私。
私の記憶から、淡い初恋の男の子の記憶が消えていく。
彼じゃない、あの時好きになった彼はキレイな想い出のままで......。
今の彼を初恋の男の子ではない別の彼だと私は思って見ている。
『由麻ちゃん? 今日の料理はなーに?』
『“油をたっぷり使った料理よ。”』
『マジ、旨そう!』
『だから、勝手にマヨネーズを夜、私に黙って直で飲まないでね!』
『・・・ううん。』
『あんまり油ものばかり食べると? 太るし病気になるわよ!』
『好きなモノを食べて死ねるなら本望だよ。』
『私がダメよ! 私を置いて勝手に死なないで!』
『分かった、でも僕の好きなモノは作ってね。』
『でも? 病院の先生から油もの止められてるのよね。』
『僕は気にしないよ!』
『私が気にしてるの。』
『でも食べないと死ぬよ。』
『カロリー抑えれないかな?』
『カロリーがない食べ物なんて! 栄養がないよ!』
『私は長生きしてほしいのよ。』
『僕は食べる事をやめられない!』
『そうね、でも少しはダイエットしてみたら?』
『無理! 由麻ちゃんが僕に本気でダイエットさせたいなら? 別れるしか
ないと思うんだ!』
『そこまで、食べる事をやめられないのね。』
『そうだよ!』
『・・・“私の初恋の相手はどこへいったのやら?』
『もう、この世にいないと思った方がいい!』
『そんな言い方ないでしょ!』
『僕はあの頃とは、随分と違うんだ!』
『・・・“現実に蓋を閉めるき?”』
『過去は過去だよ、今の僕を見てほしい!』
『でも、今居る貴方が現実でしょ!』
『何度も言うけど、僕は痩せる気はないんだ!』
『そうみたいね、もう私も諦めたわ。』
『それなら良かった。』
『でも、できるだけ栄養が偏らないようには料理は作るからね。』
『じゃあ、お願いしようかな。』
『うん。』
食べる量は変らないけど、栄養が偏らないようにいろんなモノを彼の
為に作ることにしたわ。
相変わらず、彼はプクプクと太っていく。
瘦せる気が全くない彼をこのまま太らせていいモノなのか?
たくさん食べても痩せれる料理を作るしかない!
私は彼に少しでも長生きしてほしいから。
“初恋の相手じゃなくてもいい、今大好きな彼と一緒に居られるなら”
私は何でもしようと思うの!
最後までお読みいただきありがとうございます。




