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episode63 二章閉幕

(ナレーション)



 新国王ヴァルデマル=ヴィスタネルによる『反乱分子の討伐』は王国軍の敗北に終わった。


 討伐軍として出兵した王国兵3000名の多くが戦死、または逃亡した。

 これにより王国の国力は大幅に低下することとなった。


 追い詰められたヴァルデマル王は、かねてよりノーズライグが進めていた『スキルを人から人へと移す』という研究の実験によって生まれた副産物『従順に命令のみを遂行する兵士』を量産することを決意した。


 新たに生み出される兵士のベースとなるのは《《王都に住む民》》である。


 これはおおよそ人の倫理観では手を出してはならない、まさに悪魔の所業であった。


 自らの意志を無くし、恐怖心を持たず、ただひとつの命令を忠実に遂行する殺りく兵器を見たエヴァルト達は悪夢のような状況に戦慄する。


 エヴァルト達は悪鬼の王と化したヴァルデマルを討ち果たすため、更なる力を求める。




 ≪最終章 開幕≫

★次回予告★

 次回、あにコロ『episode64 蠢く死兵』

―――――――――――――――――――――――――

二章「立ち上がるもの」

最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。


もしよろしければ、心の広い紳士淑女の皆様より、★での評価を頂けますと幸いです。

★でも、★★でも、★★★でも、思ったままの評価を是非、よろしくお願いします。


"応援"、"忌憚のないコメント"、"あたたかなレビュー"いずれも大歓迎です。


物語も佳境を迎えました。

それでは引き続き、最終章「討ち果たすもの」をお楽しみください。

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