なんとか
なんとか
なんとか
しようとする
人間
そこには
生きることに
真摯に
向き合う
人間の生き様が
見えてくる
単純には
生きられない
人間
摩訶不思議
複雑怪奇ばかりだ
一歩あるくのにも
なにが起こるかなど
予測できないのに
そこには
経験からくる
たぶんの心が
働いているのだろう
と言うことは
毎日毎日
偶然の空間の中を
さまよっているみたいだ
不慮の出来事は
絶対に
分からない
だかは
その不安部分を
あえて隠している
ではないと
不安で不安で
とても生きられたものじゃない
人間は
当たり前のように
振る舞っているが
中を覗いたら
不安の分子が
うようよとしている
封印と
自分に
言い聞かせて
仮面を
かぶる
人間は
誰でもが
二重人格みたいなものだ
対外的な自分
本当の自分
ふたつを
使い分けているから
心が
ボロボロに
なるはずだ
文明が高度化してくると
楽な部分が
たくさん出てくる
そうなると
対外的な仮面の部分が
強くなり
ピノキオの鼻のように
みんな王様
女王様に
大変身だ
そんなのばかりだから
庶民は
なんとか
なんとかと
がんばる
それでも
つらい
さらに
がんばるが
体や
心が
もたない
もうズタボロ状態
おかしいよね
かたや
王様で
かたや
ズタボロ
下品な言い方だが
王様と奴隷
おいおい
こんなに
文明高度化しているのにかよ
ふざけんなよと
大音声で
コンサートホールを
貸し切りで
言いたいくらいだ
人間の差別は
もう
やめた方が
良い
それなのに
いじめる
いじめる
他の国だったら
とっくに
クーデターものだ
それは
無理にしても
庶民は
もう少し
発言すべきだ
わたし
こんなにズタボロに
なっていますけどと
残念だが
システムが
許さなくしてしまった
それなら
なんとか
なんとか
生きるしかないな
ボロボロ
ズタボロに
なりながら