恋愛とはなんなのだろうか。
俺が初めて失恋したのは二年前の冬のことだった。
それは俺の友達の何気ない一言だった。
「あいつ彼氏いるってよ。」
あぁ、確かにその友達には
俺があの子好きだなんて言ってなかったよ。
たださ、それでもイライラしちゃうのは仕方なく無いですか?。
それが俺の初恋、俺の初めての失恋。
ふられても無いしまだいいじゃん、ちゃんと思いを伝えろとか思う人もいるだろうが
俺にはそんな絶対無理だと確定してることを突っ走る勇気なんて無かった。
それにその子とはいつも話す仲良い友達だった。
全く関わったことがないわけじゃない。
相手が仲いいと思ってたかは別だが。
だからその程よい関係をも崩したくなった。
今まで通り一緒に話せるならそれでいい。
そばにいられるならいい。
そう思って二年後。俺は大学生。
高校を卒業してしまったからあの子とも全く会ってない。
俺の大学生活は順風満帆、キラキラの青春☆
なんて過ごしてるわけもなく、影でひっそりとしているわけですが。
「ねぇ君、恋愛サークルに入らないかい?恋愛のテクとかいろいろ学べるよ」
なにそれ、俺彼女いないって決めつけられてんじゃん、いやそうだけど。なに喧嘩売ってんのかこいつは。
「いや、興味無いんで。」
「頼むよー、俺含めて今3人しかいないんだ。ね?」
「いや、それでも興味無いんで。」
「じゃあいこうか!」
え、はい?なんで、おれ腕引っ張られて走ってんの?
俺断りましたよねーー!!!神様ァァァァ!!!
「はいー、ここが我々恋愛サークルの部室だよー!!新入りくん?あれ?」
「はぁ、はぁ、こんなとこに連れ出されてたまるか逃げるに決まってんだろ!」
「しん、いり、くん、?」
「ひやぁぁぁぁぁ!!!」
なんで逃げ出せたと思ったのに捕まるんだよ。
「まぁ改めて新入りくん。ここが恋愛サークルの部室さ!!
僕がこのサークルの部長、 凪裕太、
そこのぱっつんでメガネかけてる男の子が
真田 一
んで隣にいるのが失恋して1ヶ月で30キロ太った
舶来 慎二」
「部長、急に失恋したとか俺の内部事情
新入りくんに話さないでくださいよー。」
「あ、ごめーんね?舶来くん。じゃあー新入りくん
自己紹介して?もう君はここに入った時点で新入部員だからね。」
それマジかよ。
「あ、えっと睦屋 礼と言います。
よろしくお願いします。」
「うん。じゃあこのサークルについて説明するね。
まず、どうしたら好きな子をおとせるか。どんな仕草に異性は興奮するのかというもろもろ調べるサークルさ。あと恋愛相談も受け付けているよ。」
うわぁぁ想像してたまんまのサークルだったわ。
「ココ最近はこの恋愛サークルに寄せられた恋愛相談を解決することが多いね。ネットでも受けつけてるし、この紙に実際に書いて相談にのったりもしてる。」
「あの、このサークルで彼女いる人って何人くらいいるんですか?」
「、、、君。君は新入部員だよね、そういうデリカシーのない質問をするのはやめようね。」
あ、いないんだ。
「ということで気を取り直そうか。君にはネットで解決しそうな質問があったらこの僕に言うという作業を頼もうかな。
みんなで話し合ったりするからさ。この部のパソコンの使い方はちゃんと教えるからね。
じゃあこれからよろしくね。」
「あっ、はい。」
こうして恋愛サークルに入った(無理やり入らされた)俺だが、かなり大変だということにまだこの時は気づいていなかった。




