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わくわく異世界冒険?  作者: りんごはるさめ
3章
98/102

90話 人外天使ミハエルちゃん

お待たせしました。

90話です。

この話を書いている時に、昔みたあるアニメを思い出しました。

なんだかとても懐かしい気持ちになりましたw


2月22日追記:話数が間違っていました。訂正してます。


 90話 人外天使ミハエルちゃん


 ーーーケルヴィン視点ーーー


 防衛作戦が魔法による迎撃戦から、白兵戦による対抗戦へと移行して4時間弱が経過した。

 みんなの奮戦もあって、魔物の数はかなり順調に減っている。その数は500を切った辺りだと思う。そのせいか、魔物の群勢も一旦の落ち着きを見せている。

 それに対してこちら側の被害は50を超えた程だ。

 士気も未だに衰える気配は見られないしこれならいける!………と、思えたら良いが、そんなに楽観視は出来ない。


 僕がこの状況を楽観視出来ない理由はいくつかある。

 先ずは冒険者のみんなの状態だ。

 さっきも言ったけど、みんなの奮戦のお陰で敵の数はかなり減った。だけどその分、こちら側の消耗も激しかった。

 現状、作戦初期時と変わらず前線で動けるのは、ハヅキくんとラナンキュラスちゃん、ガルムくんたちのところと、サリアさん。それとCランクのパーティーがいくつか……と、それくらいだ。

 どう考えても前線の人数が少ない。


 それに加えて、これから来る魔物は強敵である可能性が非常に高い。

 その理由は簡単だ。

 幾ら何でも敵が弱過ぎる。

 基本的な魔物の構成はゴブリンやコボルト、フォレストウルフなんかのEランク相当の魔物が殆どで、次点でオークやバーナナゴリウスなどのDランクの魔物がいた程度だった。

 今回、前線に出ている冒険者たちはその大半が一人でゴブリン程度なら6〜7体近く相手に出来る猛者たちだ。

 どう考えても、この街を落とすには戦力が足りないと思う。


 確かに、報告にあったトロールたちの群れなんかの例外もあるけど、他にはもう1件あるだけだったんだ。……まぁ、それもハヅキくんたちとサリアさんが片付けたんだけどね。

 これだけ見れば本当に頭数を揃えただけって感じなんだけど、元は指揮官のいる軍勢・・だった事を考えるとそうでは無い事が分かる。


 僕が考えるに、これは敵側の策略なんだと思う。

 先鋒集団で敵を疲弊させて、弱ったところを本命部隊で叩く。出来れば敵を引き込んで支援を薄く出来れば儲けもの。

 そう考えれば敵の群勢が弱かった事の説明もつくし、合理的に思える。

 実際にこちら側はかなり消耗していて前線の維持が厳しい。

 それに加えて、深追いし過ぎているせいか補給線が伸びてしまっている。完全にしてやられた感じだ。


 それならどうするか?一応だけど既に手を打っている。

 今回の作戦が防衛戦だという事を考えると、作戦初期の様な迎撃戦が望ましい。

 その方が連携が取りやすいし乱戦になりにくい為、誤射も少なくて済むからだ。

 つまりベストなのはみんな一度後衛まで戻って補給と回復をする事だけど、現状それは出来ない。


 今は敵が来ていないが、直ぐにまた攻めて来る事は間違いない。

 いつ敵が来るかわからない状況で敵に背を向けるのは望ましく無いし、危険だ。だから後退は難しい。

 ただ、問題はみんなが後退できない事じゃなくて、前線組の消耗が厳しい事と支援が薄い事なんだ。

 それなら逆にこちらから行けば良い。


 僕の打った手は、まだ余裕のある支援組を前線に上げて支援をして、余裕のない前線の者は一度後退させるというものだ。

 確実に乱戦になる事が予想出来る為、後方からの支援では間に合わないという苦肉の策だ。

 元々、支援組は戦力としては期待の薄い新人冒険者が半数程なんだ。前線に上げても大丈夫な人数には限りがある。

 既に選別を終えて、後衛まで戻って来ていた前線組に護衛をお願いして送り出しているが……。この判断が果たしてどうなるか……。

 いい方向に転がってくれよ。




「ハヅキさん、ラナンキュラスさん、加勢に来ました。」


『瞬煌の巫女』と呼ばれる女性は俺たちを見つけるなりそう言い放った。


「加勢……ですか?」


 俺が懐疑的な視線を向けると彼女はのほほんとした表情で肯定する。


「はい。お二人が強い事は知っていますが、ある程度のフォローは必要かと思いまして……。」

「申し出はありがたいですが、それなら俺たちよりも加勢が必要なところは沢山あると思いますよ?」


 別に自惚れている訳じゃないが、俺たちはかなり余裕があると思う。

 ただ、他の冒険者も余裕が残っているかと言うと微妙だ。

 チラッと見た感じだと、前線を変わらず維持出来そうなのはガルムたちとサリア、それとノルンたちのところと、他数組といった感じだ。

 それでもそれなりに消耗しているみたいだったが……。


 残存敵数がどれくらいか分からないが、このままだと直ぐに前線は崩壊する。

 それなら余裕のある俺たちよりも他のところへ支援に行った方が良い。

 ましてやBランクの回復役ヒーラー支援役バッファーなんだ。なおの事、他へまわった方が戦力も均一化されて良い。と、思っての言葉だったが彼女は頭を振った。


「あっ、別に私の意思で来た訳ではないんです。ギルドマスターの指示なんです。それにハヅキさんたち以外のパーティーにも回復役や支援役の人が行っています。」

「え?そうなんですか?」

「はい。寧ろ他の組はもっと多くの支援組の方が行っています。大体2〜4人程でしょうか?……『私を送るのでここは一人で我慢してね?』と、ギルドマスターが言っていました。」


 成る程、それなら納得出来る。

 少ない支援で頑張れという、ブラックな司令にはウンザリだが……。

 まぁ、いいか。

 0だったものが1に増えたんだ。そう考えれば悪い話じゃ無いと思う。


 というか、支援はありがたいけど……彼女は俺たちについて来れるんだろうか?

 こう言っては何だけど、俺たちはかなりのペースで敵を倒して進んでいる。Bランクの冒険者はとても優秀な冒険者ではあるが、それは普通に見ればの話だ。

 Aランクのガルムですら、俺やララには劣っていたんだ。到底、彼女が俺たちについて来れるとは思えないんだが……。

 ましてや支援役だ。直接戦闘が得意と言うわけではなさそうだし、彼女を庇いながら戦うとなると、寧ろ効率が落ちそうだ。


 俺の考えが顔に出ていたのか、俺の思考を読んだのか、彼女は俺の目を見て微笑みを崩さないまま口を開いた。


「と言うのは建前で、実際はあなた方について行ける支援役が私以外にいないんですよ。」

「建前……ですか?」

「はい。私こう見えても結構ヤルんですよ?Bランクになるまでの最短記録保持者でしたし、勇者様達と一緒に魔王を討伐する予定でしたから。」


 そう言って彼女はふんっ、と腕まくりをする。

 という言い方も気になるけどそれより……腕、細くて白いなー。いや、それこそ関係ないか?

 ……え?勇者達?関わりたくないからスルーでお願いします。


 あまりにステータスが低かったりしたら後方まで戻ってもらおう。そう思って俺は魔眼で彼女のステータスを確認した。



 名前:ミハエル・フリューゲル

 種族:有翼種

 年齢:21

 称号:瞬煌の巫女、十三翼議会の長

 LV93


 HP 1208/1208

 MP 5879/10611


 STR 799

 VIT 2175

 DEX 1410

 INT 5018

 AGI 1021


 固有スキル:<愛の聖杯LV->

 スキル(身体系):<魔力制御LV7><身体強化LV4>

 スキル(武術系):<体術LV7><弓術LV7><見切りLV6>

 スキル(魔法系):<火魔法LV6><水魔法LV3><雷魔法LV6><光魔法LV8><古代魔法LV1><生活魔法LV->


<愛の聖杯>…光魔法の適性が限界を超える程に上昇する。特に回復系統の魔法に大きな補正有り。(要約すると、このスキルがあれば光魔法はLV10まで上げる事が出来る・・・。)


<古代魔法>…失われた魔法ロストマジックの一つ。使い手がいない事はないが、世界でも数えるほどしかいない。最小規模魔法でも半径2〜3キロを更地にする威力がある。MPの消費がかなり激しい。(最小の物でも1万の消費)



 ……どっからどう見ても人外です。本当にありがとうございました。

 え?てかこの人なんなの?古代魔法って何?一番弱い魔法で半径2〜3キロが更地になるってなんだよ。しかもMP1万越えってどうなってんの?

 俺が彼女のステータスに顔を引きつらせていると、彼女も気が付いたのか朗らかな表情のままそう言えばと手を叩いた。


「そうでしたね。ハヅキさんは鑑定持ちでしたね。」

「えっ?あっはい。覗き見たりして失礼しました。」

「いえいえ、気にしてませんよ。それより私が足を引っ張ったりしないって分かってもらえましたか?」

「はい、それはもう十二分に。……それとあなたのステータスを簡単にですが彼女に教えても良いですか?連携を取るなら最低限の情報が必要なので。何が得意とか程度でしか伝えませんから。」

「勿論良いですよ。……私としてはそこまで気を使って頂かなくても良いんですけどね。」


 許可を貰った事で俺はララに簡単にだが彼女のステータスを伝える。

 ララはこういった時はあまり表情に反応を出さないが、この時はかなり驚いていた。












ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜♪

ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜♪

辺りを更地にできちゃう魔法♪古代の魔法〜♪


ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜♪

ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜♪

魔法の擬音で人生♪終わりにしてあげる〜♪


だーめだ!だめだ!ぜったいー撃つなよ〜♪(周りの声)

そんなに前振りしないで〜♪(ミハエルの声)

お願いだから〜♪えいっ!(魔法ブッパ)


じーんーがーいーてんし〜♪魔法バンバン♪ミハエルちゃん♪

じーんーがーいーてんし〜♪拳を振り抜け♪ミハエルちゃん♪


押すな♪押すな♪押すなよ〜♪

だめだ♪待つんだ♪待ってよ〜♪

でーもそれーって君の『ふり』なの〜♪



……すみません。思いつきでやりました。

ご視聴ありがとうございました。

ブクマ、評価ありがとうございます!


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別作品の宣伝を少し失礼します
お時間がありましたらこちらもお願いします
私、勇者召喚に巻き込まれて死にました?
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