プロローグ7 念◯力者ハヅキ!
すみません、遊びすぎました。
でも後悔はしてませんw
今更ですがこの物語は所々パロネタやブラックジョークが含まれます。
あっ、今回でプロローグ終了です
2017年10月29日に改稿してます
11月2日に再改稿してます
2018年1月19日に一部修正してます
プロローグ7 念◯力者ハヅキ!
「今の状態は魔力を垂れ流している状態なので、このままだと疲れて気絶してしまいます。なので体に纏うように魔力を制御してみてください。」
レティが今の俺の状態を説明してくれる。
おk。つまり魔力は某ハンターがハントする的なやつのね◯っぽい能力的なやつで、今のままだと気絶するからて◯みたいに魔力を体に纏ってみろってことですね!
確か漫画では、血液の流れを再現するようにゆっくり止めるんだっけ?
因みにだが特に魔力を目に魔力を集めたりしなくても魔力は見える。ぎょ◯はできなかったか。
俺が漫画の知識を元にアレコレしていると頭の中にアナウンスの様な声が響いた。
<魔力制御>を習得しました。
あれ?もう習得したの?やっぱり心源流◯法の教えは偉大だなぁ。さすがネ◯ロ会長!
「もう会得したんですね………。勢いで言ってみただけなんですが……。普通、緻密な魔力制御は数年かけて会得するものなんですよ…。」
「そう言われてもなぁ、出来たものは出来ちゃったし。……俺の国の文化が優秀だったって事にしといてよ。」
「は、はぁ……。」
「それはいいとしてこれで俺も魔法が使える様になったんだよね?」
レティは何処か納得いかないといった様子だがきちんと答えてくれた。てか、できないと思ってたの?気絶するとか言ってたのに?それって結構ひどくね?
「はい、正確に言いますと普通の魔法使いよりも規模や速度などを自在に操れると思いますが。そうですね……せっかくなので一つ魔法の使い方を教えましょうか。」
「うん、ありがとう。」
「ではそうですね……。一般的に使われている便利な魔法に空間収納と呼ばれるものがあります。その魔法が使えると荷物を自身の魔力の中?に入れることが出来るそうなのです。なので持ち運びが面倒な荷物も苦にならないとか。いかがでしょうか?」
いいね!大きな荷物を持たなくてもいいのは便利だし盗まれる心配も無い。
「うん、お願い。」
「では魔法を使う際の前提なのですが先ほどもご説明した通り適性が無いとなかなか魔法は使えません。ですがハヅキ様はこの心配は必要がありません。私と同じく全属性の適性をお持ちですから。」
「そうだったね。」
「まぁこれからお教えする魔法は適性が無くともある程度の魔力が有れば使えるものですので大丈夫なんですが……。」
なんじゃそりゃ!変に身構えちゃったじゃん!
でも考えればそうか、一般的な魔法が難しかったら幅広くは浸透しないよな。
「こほん、魔法なんですがお教えすると言いましたが私たちは魔法を使えません。なのであくまで見聞きしたものを私たちなりに解釈したものになります。」
そう言えばそうだった。まぁだからと言って断ることもないしそのまま頷く。
「魔法を使う際に必要なのはイメージです。これはどの種族にも言えることで、魔力をイメージした形で放出すると魔法として発現します。エルフや人族と契約した精霊たちが聞いてきた事なので間違いありません。」
「なるほど。」
「魔法を使う際多くの者が詠唱をするそうですがこれはイメージを補完するためのものでしか無く、実際は必要はないようです。実際、<無詠唱>というスキルは無いですが詠唱せずとも魔法を使う者は存在致します。と言うよりもこれからお教えする魔法は8割方が詠唱せずに使っていますので。」
確かによく使われる魔法なのに一々詠唱しないといけないのは面倒だろうな。
……しかしまぁ、ゲームみたいな世界なのにこういうところは妙にリアルというかシステムっぽさがあまり感じないな。適性がなければ、つまり言い換えれば『才能がなければ』魔法は使えないという事だ。
こういった妙に生々しい辺りがゲームとは違うと教えてくれるので、勘違いというかこの世界の人をNPCとかと思い込まなくてすみそうだ。
……まぁ、『魔法の才能』とやらはチートスキルのおかげで考える必要が無いわけなんだが。
「そうですね……収納と呼ばれる魔法ですので……背中に吊るされている剣を収納してみて下さい。イメージは……すみません具体的には分からないのですが、何処か取り出しの出来る自分の中?魔力の中?に片付ける感じらしいです。ごめんなさい、魔法を教えるなんて偉そうな事を言いながら碌なことも言えず………。」
「そんなに落ち込まなくても大丈夫だよ。大体分かるから。」
俺はレティを励ましつつイメージを固める。要は4次◯ポケットでしょ?簡単簡単。
剣を4次◯ポケットに入れるようにイメージすると<魔力制御>の時のようなアナウンスが頭に響いた。
<生活魔法>を習得しました。
「一度で成功ですか。大体そんな気がしてましたけど……本当に規格外ですね。」
「まぁ、精霊王と契約しようと思ったらこれくらいはね。」
「ふふふ、そういう事にしておきます。」
レティは悪戯っぽく笑ったと思ったら今度は少し寂しそうに眉を下げた。
「楽しい時間は過ぎるのが早いですね……。外はもう日が落ち始めていますからお別れの時間です。ハヅキ様、今日はお越し頂き本当にありがとうございました。それに私のわがまままで聞いてくださり言葉もありません。」
「そんなに畏まらなくてもいいんだけどね。……なるべく早く契約出来るよう頑張るよ。」
「はい!ありがとうございます!お待ちしてますね!」
待っていると言った彼女の顔に先程までの寂しさの陰は無く晴れやかなものだった。
ちなみに時間について聞いて見たが24時間で地球と同じらしい。
「あ、これからハヅキ様を外に送るのですが、希望の場所とかはありますか?この子達と会った場所に送りますと最寄りの街まで約3日程かかりますので……。」
え!?あの時フィーラ達に会ってなかったら3日も彷徨ってたの!?食料も無しで!?普通に死ぬわ!チートスキル関係なしに死ぬわ!
……マジでとんでもない幸運だったな。
「うーん、じゃあその最寄りの街でお願い出来る?」
「はい、大丈夫ですよ。あと少ないですがこれを持って行って下さい。」
そう言ってレティは巾着袋を俺に渡してきた。
「これは?」
「それにはこの世界で使われている通貨が入っています。街に入るのにもお金が必要ですし、他にもお金が必要になるでしょうから。それに私達には無用の物ですし使って下さい。」
これはありがたい。この先銅貨3枚でどうにかなるとは思ってなかったし有り難く頂こう。
「ありがとうレティ。大切に使うよ。」
「いえいえ、この程度しか出来なくて心苦しいのですが……。」
「そんな事はないよ。俺はまだ何もしてあげれてないのに、何から何まで本当にありがとう。絶対に迎えに来るから待ってて欲しい。」
俺の言葉を聞いたレティはその長い睫毛を震わせながらも笑顔でまた会いましょうと笑った。
その瞬間俺の視界は切り替わり真っ白な空間と美女に別れを告げ、夕暮れと賑やかな街に挨拶をした。
<精霊王の加護>を会得しました。
名前:ハヅキ・アマミヤ
種族:人間
年齢:18歳
LV1
<真実の魔眼><刀神の器><賢者の器><精霊王の加護>
HP 212/212
MP 1023/1023
STR 100
VIT 100
DEX 150
INT 200
AGI 150
スキル:<魔力制御LV1><生活魔法LV->
皆さんはどんな念◯力に憧れました?
私はやっぱり変化系ですかね。ヒ◯カの能力に憧れますw
ご視聴ありがとうございました
ブクマ、評価ありがとうございます!