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わくわく異世界冒険?  作者: りんごはるさめ
1章 あまり好きになれない国
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5話 やっぱり試験は必要なようです

説明はざっくりとこんなもんなんだなーくらいに理解していただければ大丈夫です

なんなら、さっぱりわけわかめだしでも大丈夫ですw

……なぜこの話を作ったし。


10月30日に改稿してます



 5話 やっぱり試験は必要なようです


「お待たせしました。こちらのカードにハヅキさんの血を一滴たらせば完了です。」

「血ですか?」

「はい。このカードには色々な機能がついてまして、その中に所有者以外にはカードが使えないようにすると言う機能があるんです。その機能を有効にするには血を垂らして登録をしないといけないんです。」

「なるほど分かりました。」


 俺は渡されたナイフで指の先を切り、血を一滴カードに垂らす。するとカードが一瞬光って垂らしたはずの血が消えた。


「はい、ありがとうございます。これで登録が完了しました。これからカードと冒険者ギルドについての説明をさせていただきますが、まずはこちらのポーションで指の傷を治してください。粗悪品クラスの程度ですが指先の切り傷程度なら問題ありません。」


 言われる通りにポーションを飲むと血が滲んでいた指の傷は元に戻り血は出てこなくなった。


「では、まずはカードの機能についてご説明させていただきます。こちらのカードには様々な機能がついています。まず、最低限の身分証としてご利用いただけます。なので街で生活される方やこの街に移り住まれる方なんかはみなさん当ギルドでカードをおつくりになられます。」


 エリエットの言葉に頷きつつ先を促す。


「それではカードをご覧下さい。そこに表示されている機能についてご説明します。」


 カードを見てみると、


 名前:ハヅキ

 種族:人族

 年齢:18

 ランク:G

 預金額:0G


 と書かれていた。


「名前ですとか年齢などは大丈夫だと思いますので飛ばしますね。まずランクですが、下からG、F、E、D、C、B、A、Sの8段階に分かれていまして、詳しくはギルドの説明の時に致します。次に預金額と書かれていますが、これは銀行で預金してある額が書かれています。このカードさえあれば銀行から預金額まで引き下ろしが可能になります。先ほども言いました様に本人しか使う事は出来ないので乱用される事はありません。カードの再発行にはお金が必要になるので紛失されない様にお気をつけ下さい。」

「一応確認なんですが、預金してない銀行からでも預金額までなら下ろせるんですよね?」

「はい、可能ですよ。銀行で行われても大丈夫ですが、ギルドでもそういった引き下ろしは出来ますので冒険者の方の大半はギルドでされますね。他にご質問はありますか?」

「収納魔法があるのに銀行を利用するんですか?」

「はい、そうですね。収納魔法があると言っても入れられる容量は限りがありますし、討伐系の依頼に出るなら少しでも容量に余裕を持ってから依頼に出るのが基本ですから。」

「なるほど。」


 確かに便利だけど俺には関係ないかな?俺なら全部収納しても多分問題無いだろうし。……てか硬貨を収納しただけで容量がきつくなるってどう言うことだよ。……いや、前衛のやつなんかは確かに厳しいのか?非常用のポーションとか色々と収納してそうだし、何より脳筋だし。……脳筋だし。


「それでは次に冒険者ギルドについて説明します。ギルドではランク制度を実施しておりまして、G〜Sの8段階に分かれております。ただGランクは仮身分ですので実質には7段階ですね。」

「仮身分という事はこのカードも仮身分証と変わらないのですか?」

「いえ、あくまで冒険者として・・・・・・仮身分という事です。身分証としては問題ありません。なので正式な冒険者としてはFランクからという事になります。また正式な冒険者になると街へ入るための納税は基本的に免除になります。依頼によっては外に出るものがありますからその度にお金を払え、なんてことになると誰も冒険者にはならなくなってしましますから。」

「なるほど、確かにそうですね。」

「そしてギルドからの強制依頼の対象はA〜Fランクまでとなります。Gランクが含まれないのは戦闘能力を持たない者を区別する為ですね。駆け出しの方もいますがそう言った方にもきちんとギルド側で配慮するので心配はありません。なのでGランクからFランクになるには特別試験が必要になります。」

「Fランクになるには試験が必要なのは分かったんですが……。Sランクが強制依頼の免除になているのはなぜですか?」

「詳しくは依頼の説明の時にしますが、現在Sランクほどの人物になると大抵どこかの国に囲われています。なのでいくらギルドとは言え依頼を強制する、と言うのが難しいのです。まぁ、大半は参加されるのであまり関係がないと言えば関係がないんですが。」


 なるほど。Sランクがどうのとかは無縁の話だろうし、とりあえず無視でいいか。てかやっぱり試験は受けないといけないのかー。……先頭試験とかじゃなければいいなぁ。


「分かりました。試験の内容は何ですか?」

「試験は薬草の納品です。何束でも大丈夫ですのでお持ち下さい。勿論買取の形ですので持ち込み頂いた分料金をお支払いさせて頂きます。……ついでなので本登録後の説明もさせて頂きます。宜しいでしょうか?」

「はい、お願いします。」

「かしこまりました。」


 試験の内容に安堵している俺に対し、エリエットは次々と説明を続けていく。

 ………この説明一体どのくらいのやつらが一回で覚えられるんだろう?






ご視聴ありがとうございます

ブクマ、評価ありがとうございます!



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別作品の宣伝を少し失礼します
お時間がありましたらこちらもお願いします
私、勇者召喚に巻き込まれて死にました?
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