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わくわく異世界冒険?  作者: りんごはるさめ
1章 あまり好きになれない国
10/102

3話 とりあえず念じとけば何とかなったよ

これで主人公の異世界生活1日目が終わります。

まだ、1日目なのか(困惑)

プロローグが長いのが悪いんだ!(短くする気は無い模様


2017年10月29日に改稿してます

11月3日に再改稿してます


2018年1月15日に再々改稿しています


 3話 とりあえず念じとけば何とかなったよ


 さて、そのためにはまず俺のステータスを偽装してごまかさなければいけないな。ただ……どうやってやるんだ?

 いや、その前に自分のステータスを確認するのが先か。……ってあれ?どうやって確認したんだっけ?

 いや、忘れた訳じゃないぞ。ただ偶然成功したから覚えてないだけだ!(ドヤァ)

 ……はいすみません、真面目に考えます。


 確かラノベでは口に出したり念じたりすれば出来る事が多かったな。

 ステータスを確認するのに毎回『ステータス』とか言うのは恥ずいのでまずは念じてみる。


 名前:ハヅキ・アマミヤ

 種族:人間

 年齢:18歳

 LV1


<真実の魔眼><刀神の器><賢者の器><精霊王の加護>

 HP 212/212

 MP 1023/1023


 STR 100

 VIT 100

 DEX 150

 INT 200

 AGI 150


 スキル:<魔力制御LV1><生活魔法LV->



 おっ出来た。ブツブツと呟く危ない奴にならなくてよかった。

 ……ん?なんか知らないのが増えてるんだけど?<魔力制御LV1>と<生活魔法LV->は分かる。でも<精霊王の加護>ってなんだ?いつの間に会得したんだ?名前からしてレティ絡みだとは思うが……。


<精霊王の加護>:精霊王が与える加護。特に意味はない。


 ……おおう、何とも言えねぇ。まぁ友達の証ぐらいに思っておくか。友達なんてろくにいなかったけどなぁ!


「はぁ……。」


 それにしてもこのステータス配置は見にくいな。色々とごちゃごちゃし過ぎ、何とかならんものか……。

 そんな風に思っていると急にステータスの配置が変わった。


 ハヅキ・アマミヤ

 種族:人間

 年齢:18歳

 LV1

 HP 212/212

 MP 1023/1023


 固有スキル:<真実の魔眼><刀神の器><賢者の器><精霊王の加護>

 スキル(身体系):<魔力制御LV1>

 スキル(魔法系):<生活魔法LV->


 細かいステータスが消えてスキルが系統ごとに整理された。……いや、突っ込んだら負けか。便利なのは便利だしそういうもんだってことにしておこう。うん。

 さて、これでステータスは分かったがどうやって誤魔化すんだ?取り敢えず念じてみるか?なんか出来るかもしれないし。……取り敢えず念じるってテキトーすぎねぇか俺?


 そんな俺の思いとは裏腹に呆気なくそれは出来た。


 <闇魔法>を習得しました。スキル<賢者の器>により練度が最大になりました。ステータスの偽装を開始します。


 うそーん!?



 ハヅキ・アマミヤ

 種族:人間

 年齢:18歳

 LV1

 HP 212/212

 MP 1019/1023(偽装状態:26/26)


 STR 100

 VIT 100

 DEX 150

 INT 200(偽装状態:100)

 AGI 150


 固有スキル:<真実の魔眼>(偽装)<刀神の器>(偽装)<賢者の器>(偽装)<精霊王の加護>(偽装)

 スキル(身体系):<魔力制御LV1>(偽装)

 スキル(魔法系):<生活魔法LV-><闇魔法LV10>(偽装)


 偽装状態:本来の状態を隠蔽魔法やスキルによって隠した状態。偽装の使い手の練度によって<鑑定>で看破できるかが決まる。偽装されても本来の能力が無くなるわけではない。<真実の魔眼>には無効。



 うーん、まぁこれで一安心かな?魔眼なんてそうそう持ってる訳ないだろうし。てかこれはチーター呼ばわりされても仕方ないわ。

 それとステータスの大半が偽装されていない。これはもともと平均的な数値だったと言う事だろうか?それとも低すぎた方なのだろうか?まぁ、明日ギルドへ行ってみれば分かる事か。

 あと疑問に思ったのが<闇魔法>は<賢者の器>のおかげで練度が最大になったけど、<魔力制御>はLV1のままだな。魔法カテゴリのスキルじゃなからスキルの恩恵がないとか?……分からないな。これは要検証だ。


 此処まで色々と考えて疲れたのか、それとも明日の準備の目処が立って落ち着いたのか急に眠たくなってきた。

 一度睡魔を自覚すると、それに抗うのは難しく俺は直ぐに意識を手放した。こうして俺の異世界生活一日目は幕を閉じた。


 翌朝、瞼越しに朝日を感じて目を覚ますと、そこは見慣れた俺が東京で借りたワンルーム……ではなくて昨日泊まった宿屋だった。


 だよね!知ってた!気が付いたら実は家でしたとか無いよね!


 ある種のお約束・・・を経験した俺は体を起こす。習慣というのは素晴らしい?もので、俺は何も考えずに鏡の前まで歩いていた。

 日本にある洗面台とは全く違ってただ鏡と空っぽの桶があるだけ。……どうしたらいいの?

 魔法で水を出すのかな?

 生活魔法のおかげで問題も無く顔を洗う事が出来たが、鏡を見て驚いた。

 そこには見慣れた俺の特徴のない顔では無く、見覚えのある微妙・・にイケメンな顔が映っていた。服装や微妙に筋肉質な腕を見てまさかとは思ったが……本当にゲームの時の体になっているとは……。


 こんな事ならもっとイケメンにしておけばよかった!!!


 ……とまぁ冗談はさておき、どうしたもんか。親から貰った体な訳だし思うところが無いわけでは無いが……現状考えても仕方がないのも事実だ。

 俺は考えを振り切る様に身支度をして1階に降りて朝食を食べた。


 ちなみに朝食だが、スクランブルエッグとベーコンっぽい肉と黒いパンだった。スクランブルエッグとベーコンはうまかった。……え?パン?相変わらず硬かったよ。


 朝食を済ませた俺はミーシャさんに挨拶をしてギルドに向かう。場所は昨日、門番の男に教えてもらっているから問題無くたどり着けるだろう。


 ………フリじゃ無いからな!





ご視聴ありがとうございます

ブクマ、評価ありがとうございます!



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別作品の宣伝を少し失礼します
お時間がありましたらこちらもお願いします
私、勇者召喚に巻き込まれて死にました?
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