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World.Dragon.Ship.Classic 飛竜艇世界選手権  作者: 万彩雨虹
過去の乗り手たち
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パトロン

『今年の初戦なんだから絶対勝つのよ! 負けたら許さないからね!』

 耳元の無線に、女の子の声が響いてくる。

「わかってますよ、お嬢様。でもそこはこの船の指令基地ですよ?

 また入りこんだんですか?」

『パトロンなんだからいいじゃない。

 それがダメならレース主催者の権限っていうことにしておくわ。

 あと、お嬢様って呼ぶのはやめてって言ったでしょ!』

 スポンサーではなく、パトロンという呼び方はいまだにしっくりこないが、

 上流階級の方々がその呼び方を好むので仕方ない。

 大事なパトロンの希望なので、今回も俺は「了解です」とだけ答えておいた。

 前方に飛んでいる小さな飛行船の上に、黄色い大型ランプの光が灯る。

 スタートラインまで移動しろという合図だ。


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