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見せしめ
アタシの竜たちも、デカい船の上に降り立った。
早く指示をくれ、
そう言っているような目つきに、
アタシは手綱を引いて、「やれ!」と促す。
操舵室が崩壊した船を、アタシの竜たちが更に破壊していった。
その爪で、その牙で、その体で、
デカい帆を薙ぎ倒し、デカい船首をバラバラにし、
引きずられるアタシの船が甲板を削いでいく。
上甲板にあるデカい船楼も、真っ先に壊した操舵室のように、空の藻屑にしていった。
優雅を気取っていたこの船は、もう見る影も無い。
前方でこの船が落ちないよう必死に引いている何匹かの巨大な竜が、
何とか名残としているくらいだ。
しかし、高度は確実に下がってきている。
このまま落とすか。
「……冗談じゃない」
アタシの最高の楽しみを邪魔したのだ。
そのまま限界まで、ボロボロになった醜態を晒して飛べばいい。
あらかた破壊しつくした後、隣を飛んでいる船が近くにあった。
壊したこの船と似たり寄ったりの、見た目ばかりの巨大船だ。
そう思っていたら、その船が砲弾の狙いをアタシの方へ定めてきた。




