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World.Dragon.Ship.Classic 飛竜艇世界選手権  作者: 万彩雨虹
過去の乗り手たち
11/58

息を呑む瞬間

 周囲は完全に静まり返った。

 目の前にあるのは、宙に浮く小さな飛行船の黄色い灯りだけ。

 アイル、ハイル、カイルとも、深く長く呼吸をし、俺の合図を待っている。

 今一度、操縦レバーを動かし、帆の動作具合を確認する。

 帆と言っても純粋な帆船の物とは違い、

 どちらかというとハンググライダー、懸垂式滑空機の翼に似ている。

 上と左右に複数付いていて、空中での船の動きや姿勢を制御するものだ 。

 これを上手く使わないと、ドラゴンに余計な負担がかかってしまう。

 飛行船の、黄色の明りが消えた。

 ついに、息を呑むのも許されなくなる瞬間が訪れる。

 俺もドラゴンも、全ての感覚を、飛行船の灯るであろう明りの方へ集中させた。



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