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最近の人類は魔王をナメている  作者: 木口なん
王手飛車取り~最古の迷宮編~
110/123

110話

コミックス1巻発売記念


 灰の迷宮はエスタ王国の北東部に位置しており、火山と融合した洞窟型迷宮となっている。魔法鉱石のような貴重資源の他、この迷宮に生息するファントムラット系の一部はアイテム袋の材料となるのだ。グラトニーと呼ばれるその魔物を倒すことで時空属性魔力を帯びた胃袋がドロップし、それがアイテム袋の素材として使える。

 故にエスタ王国の軍事的な面で灰の迷宮は重要な位置づけであった。

 火山の麓にある都市、ベベル。

 ここはアイテム袋の加工、鉱石の加工、そして温泉という経済基盤がある。そのどれにも関わっているのが灰の迷宮だ。その中の温泉産業は王家すらも力を入れている。その理由は権威を絶対的なものにするためであった。



「これが温泉ってやつか。驚いたな。お湯がこんなに……」

「驚くのは早いぜ。ここで身を清めれば若返るって噂なのさ。腰や膝の痛みなんかが消えていくらしい」



 一般の市民たちにとって、迷宮は危険な場所だ。

 魔族が大した脅威にならないとはいえ、それは戦闘に従事している者から見た時の話である。かつての魔王が残した魔物……つまり魔族は人間を殺すべしという命令のまま活動している。だから危険な猛獣くらいの認識はあった。

 そんな魔物たちが闊歩する迷宮は、戦闘力のない人間が来るべき場所ではない。

 しかしながら灰の迷宮は、危険域にもかかわらず一般人が訪れる。



「流石は王様だよな。まさか俺たちが迷宮に入っても安全だなんて」

「ま、今は戦力の多くを北の魔王種に送っているらしいからな。温泉の周辺もいつもよりは警備が薄いらしい。一応、気を付けようか」

「大丈夫だって。ここで死んだ奴なんて一人もいない。魔物は全部、王家が派遣してくれた騎士たちが倒してくれる」



 この安全は王家の手配したものだ。

 常に騎士を配置して、またアドラメレク社から戦力を雇って魔物を掃討し、迷宮に湧き出る温泉を観光の資源として活用した。そして本来ならば危険な迷宮という場所を安全に変えた事実が、エスタリオ王家の力を象徴している。

 わざわざ灰の迷宮に大きな戦力を常時投入するというのは、経済面で割に合わない。

 だが王家の力を示すという理由があれば安い投資だった。



「さ、お湯に入るとしよう」



 衣服を脱ぎ、アイテム袋へと収納する。これは防水機能の付いた上位互換品であり、温泉に入るならば是非とも持っておきたいものだ。

 彼ら以外にも温泉を目当てにした客は多く、男性も女性も関係なく同じ湯に浸かっている。そして入浴の際には湯衣を着ておくのがこの国でのマナーであった。

 この温泉にやってくる人々は、ここが安全だと信じている。

 本来ならば危険な迷宮において、自分たちの命が脅かされることなどないと楽観視していた。



「ん? 揺れてる?」



 天然の湯に浸かり、すっかり弛緩していた彼らの一人が気付いた。

 段々と気のせいでは説明ができなくなり、揺れが大きくなったことでようやく逃げ始める。それはエスタ王国でほとんど誰も経験したのことのない、地震という災害であった。

 初めは我先にと脱し、人々は逃げようとする。

 しかしながら地震に逃げる場所などない。つまるところ、彼らはパニック状態に陥っていた。



「ど、どけてくれ!」

「早く行ってよ!」

「やだやだやだやだ!」

「馬鹿野郎! こんなところで止まるな!」



 彼らの必死さは意味をなさない。

 なぜなら、この地震は始まりに過ぎないからだ。



「あ、あれ。山頂に煙が……」



 気付く者も現れたが、全てが遅かった。

 灰の迷宮を形作る火山が、その猛威を振るったのだ。耳を劈く大爆発と共に、多量のマグマが溢れ出る。更にはマグマの破片が周囲の期待を巻き込みつつ山頂により下り始めた。毒性の火山ガスを含むそれは火砕流と呼ばれる現象である。火山の爆発によって降り注ぐ岩石も脅威だが、この温泉地帯に至っては火砕流こそが真の脅威となる。



「なんで……こんなことにっ!」



 今日も同じ平穏が続くと信じていた彼らでは理解もできないだろう。

 迷宮は人間のものではない。

 あくまでも魔力の精霊王が操る無属性魔術の一種だ。世界の循環を司る現象の一つなのだ。エスタ王国は長きにわたって迷宮を資源採掘場にしてきた経緯もあり、それをすっかり忘れていた。

 灰の迷宮は魔力核ダンジョンコアによって制御された領域である。自然地形を作り替え、迷宮として維持しているのは無属性魔術の効果なのだ。逆に言えば、制御が乱されると火山活動が再開させてしまう。

 これまで休んでいた分を取り返すかのような、凄まじく激しい爆発だ。

 各地の迷宮都市で魔物の大反乱が発生していた一方で、迷宮都市ベベルは火山の噴火により壊滅していたのだった。








 ◆◆◆







 決め手を打ったセイは、一度マリティアと合流するために移動していた。

 エスタ王国に存在する七つの迷宮は全て接続され、地下通路によって繋がった。つまり七つの魔力核ダンジョンコアを潤沢に使った大迷宮と化したのだ。しかもそのうちの一つは最古の魔王が生み出したとされる最大級の迷宮である。

 最古の大迷宮、とでも称すべき新しい姿となった迷宮には攻撃拠点としての役割を期待している。



「マリティアの魔力は……この辺りか」



 集合地点として定めたのは花の迷宮である。

 七つすべての迷宮を接続したことにより、セイは迷宮内転移で国中を移動できるようになった。こうして移動に手間がかからないという点においても、大迷宮は優れている。

 大悪魔マリティアには頼み事をしていた。

 その報告を聞くため、一度合流しようと考えていたのである。魔力感知を頼りにマリティアを探していると、すぐに彼女を見つけることができた。



「久しぶりね」

「色々と動いてくれているみたいだね。噂は耳にしているよ」

「ええ、まぁ」



 マリティアは悪魔たちの長であり、法則属性の使い手でもある。彼女の操る混沌属性は世界の悪意を体現したものだ。

 滅びの瘴気、悪意の暴走、不浄の呪い、死の穢れなどを自在に操る。

 今回、彼女が行使したのは呪いの力だ。

 迷宮の内部で呪いの魔力を振りまき、攻略に勤しむ冒険者へと感染させた。それは本当に少しずつ広がり、致命的な問題として表面化しつつある。



「人間たちは熾灰病しかいびょうと呼んで解決法を探している。ただの病気じゃなく、呪いの一種ということには気付いているらしいよ」

「気付いたとしても私の混沌魔法を解くことなどできないわ」

「解除できるとすれば混沌と対を為す生命属性……」

「あるいはこの私自身よ」



 状況はかなり良い。

 北の戦場ではユグドラシルが討伐されてしまったが、基本的にはセイにとって悪くない盤面だ。強大な魔物の討伐によって溜め込まれた魔素は生命エネルギーへと変換され、竜脈へと還っている。エスタ王国は魔王が敵であることを認識しないまま、徐々に疲弊させられている。あちこちへと戦力を奔走させている間に、大迷宮という切り札も手に入れた。

 特に最古の迷宮域は竜脈湧点と接続しているため、魔力も潤沢に使える。



「で、次は何をするつもりかしら? 私を封印から解放した借りは大きいのよ。この程度の簡単な仕事じゃ退屈してしまうわ」

「こちらが打つべき手は終わったよ。後は少し待つだけでいい。強いて言うなら……現時点ではイーラの回収を頼みたい」

「そうね。あの子も暴れているみたいだから、私以外で止められないでしょうね。あなたはどうするの?」

「大迷宮の魔力核ダンジョンコアに守護者を設置する。流石に弱点が七つもあるのは良くないから。それと回収の際に呪いを散布して欲しい。申し訳ないけど、悪名を全部被ってもらうよ」

「何も問題ないわ。それが悪魔というものよ」



 セイとしては随分酷い頼み事だと自覚している。しかしながら悪魔からすれば本望だ。発達した人間に対して鉄槌を下し、人類共通の敵として君臨することこそ悪魔の役目である。破壊と創造の循環の内、破壊を担当する種族なのだ。

 戦力の観点から人類に宣戦布告できないセイとしては、こうして矢面に立ってくれる悪魔たちの存在はありがたい限りだ。



「向こうの出方はある程度予想している。状況別に頼み事したい」

「ええ。聞かせてもらおうかしら」



 北から現れた王異種ユグドラシルについて調べる内に、三公国で出現した悪魔の話も耳に入るだろう。そして実際にイーラと戦い、マリティアを目にすることで悪魔の存在を確信するはずだ。こうして道筋を用意してやれば、エスタ王国も全ての元凶を悪魔と断定するしかない。

 各地の迷宮の異変も悪魔にこそ原因があると錯覚してしまうはずだ。

 原因の根本を悟らせず、着実に詰めに近づいていた。







 ◆◆◆







 エスタ王国北部の戦場は悲惨であった。

 巨大トレント種を討伐したかと思えば、突如として高位悪魔と敵対することになったからである。特に憤怒の高位悪魔イーラは戦闘能力が高い。疲弊した騎士や冒険者には辛い相手だった。



「水! それか氷属性の使い手はいないのか!」



 悲痛な願いが戦場の騒乱でかき消されていく。

 セイが生み出した王異種ユグドラシルはトレント系を元にしている魔物だ。そのため炎や爆属性の魔力が有効となる。そもそも、魔術属性として攻撃に優れているのが炎爆属性なのだ。戦闘を生業とする者の内、これらの属性を有する者の割合は多い。

 水氷属性の使い手も少ないわけではないのだが、イーラの火力を相殺できるだけの威力を保ち続けるのは困難であった。



「クソ! 万全ならあんな程度……」

「魔力回復薬の追加がない限り押し返せないぞ」

「そんなのほぼ全部使い切ったよ!」



 魔力回復薬は希少な薬品だ。

 国境を越えて遥か北でのみ採取できる特殊な薬草を加工することで作ることができる。その製法はアルギル騎士王国が独占していたのだが、国が崩壊した後は自由組合がそれを引き継いでいた。自由組合のないエスタ王国では入手も困難で、高額な取引により仕入れてるほどだ。

 アドラメレク社の医薬部門も開発を急いでいるが、副作用の強い劣化版が精々だ。その他にも再生薬のような効果の高い治療薬も、ほとんどがアルギルが輸出していたものである。

 意図していたわけではないが、一番初めにアルギル騎士王国を滅ぼしたのは最適解だったわけだ。

 またその医薬技術を吸収した自由組合にも、契約相手であるネイエス・フランドール理事がいる。傲慢の高位悪魔スペルビアを通してある程度のコントロールが可能であるため、回りまわってエスタ王国を追い詰める原因となっていた。



「滅びるのだ! 《転獄ヘル・ドライブ》!」



 火、風、呪の三属性を組み合わせたイーラの魔法が解き放たれる。

 属性の融合は少ない魔力で魔法の威力を底上げできる方法だ。炎属性を基にして風属性で火力を上げつつ回転させ、呪いを込めて放つ。回転する呪いの炎が通過した後には焼け焦げた地面しか残らない。更には治癒を困難にさせる呪いが冒険者たちを苦しめる。

 イーラとてユグドラシルとの戦いに参加した後であり、魔力が潤沢に残っているとは言い難い。

 大規模な広範囲魔法は最低限として控え、肉体能力を多用した近接戦闘により蹴散らしていく。



「メルド! お前が盾になれ。あの身体能力は脅威だ」

「分かっているよ父さん」



 イーラは高位悪魔というだけでなく、炎属性を有するが故に身体能力が高い。そもそも炎属性というのは魔力特性の親和性から区別されているだけであり、本質は別の場所にある。炎爆属性の本質とは『活性』と『発散』だ。

 故にその魔力持ちは『活性』の効果により肉体能力が高くなりやすい。

 離れれば凶悪な火力の魔法が蹂躙し、近づいてもイーラの身体能力には敵わない。流石に高ランク指定される高位悪魔は厄介であった。



「さぁ、君の愛をおくれ!」

「気持ち悪いと言っている」

「ぐふっ……まだまだ!」



 聖属性に高い適性を持つだけでなく、『自動再生』という希少能力を有するメルドが最前線に立つことで、彼らはイーラの猛攻を凌いでいた。聖属性魔力の特性の一つ、『復元』に加えて、治癒能力が異常に高くなる希少能力まで生まれ持っているのだ。流石にメルドの頑強さを打ち破るのは簡単ではなく、イーラもぴったりと張り付かれてしまう。

 そのため徐々に魔法を発動する隙が失われていた。



「ちっ、魔界瘴獄門インフェルノ・ゲート!」



 あまり状況が良くないと理解したイーラは、高位悪魔にのみ許された希少能力スキルを発動する。それは中位以下の悪魔を召喚し、使役するというものだ。単身での戦闘力が高いイーラは滅多に使用しない能力であった。

 召喚したのは全身が炎に包まれた魔犬であった。その毛並みが全て炎として揺らめき、出現と同時に凄まじい熱風が生じる。また尾は蠢く蛇であり、独立して鎌首をもたげていた。



「オルラージュ!? まさか火滅魔犬のオルラージュか!?」

「なんだ? 知っている悪魔なのか!?」

「皆気を付けろ! そいつは毒を熱風に乗せて拡散する!」



 知識を持っていた冒険者の声を聴き、多くが距離を取った。

 すると直後に火滅魔犬オルラージュが激しく吼える。それと共に尾の蛇が毒を吐き出し、熱によって蒸発した。更にはオルラージュの纏う炎も一層強くなり、周囲を焼き焦がしつつ拡散する。イーラ自身をも巻き込む攻撃だったのだが、彼女は悪魔の翼を広げて熱風を受け止め、その気流を使って上空へと逃れた。



「苛々する……もう考えるのは止めた」



 彼女は憤怒の高位悪魔。

 その本性は苛烈であり、感情に対して真っすぐである。一度本気で怒りだせば、火山噴火のように激しく、止める方法などない。もはやイーラはまともな魔法を行使しなかった。

 両手に次々と火球を作り出し、ひたすら地上に向かって投げつける。それは悪魔の膨大かつ質の高い魔力に任せた強引な戦い方だ。

 そして彼女の狙いはメルドである。

 高い自己治癒能力に特殊な性癖も加わり、イーラとは非常に相性が悪い。普通ならば直接戦闘を避けるべきだが、彼女は火力で叩き潰すことを選んだ。

 上空より降り注ぐ火球はまさに流星群。

 オルラージュの毒熱風を至近距離でくらったメルドは完全に逃げ遅れてしまい、火球流星を無防備に受けてしまう。爆炎の中心に取り残された彼は危険な状態にあった。

 いくら再生力が高くとも、あれほどの爆撃では呼吸ができない。

 長く続けば窒息死のリスクが高まる。



「俺の息子に何をする!」



 だがそこに待ったをかけたのがグリゴリ・アドラーだった。

 これまでずっと攻撃を控えていたのだが、その理由は彼の所有する武器にあった。混沌属性を秘めた戦略兵器、竜殺剣ドラゴンスレイヤーである。無暗に使用すれば混沌属性の瘴気が辺りに撒き散らされ、味方への被害が大きくなってしまう。

 また生命力を削って王異種ユグドラシルの討伐に魔力を注ぎ込んだ後の戦いだ。

 ここぞという時まで温存する意味もあった。



「消し飛べ悪魔よ!」



 膨大な混沌の魔力が迸り、上空から爆撃を行うイーラへ斬撃が飛ばされる。この世の滅びを司る法則属性の斬撃だ。たとえ悪魔だろうと関係なく消滅させる。

 かなりの魔力を注ぎ込んで放たれた斬撃はイーラに直撃するかと思われた。しかしその直前、オルラージュが割り込んで受け止める。混沌属性の消滅瘴気はオルラージュを瞬時に消滅させたが、そのせいでイーラには届かなかった。

 ここでグリゴリも気力を使い果たし、荒い息を吐きながら膝を突いてしまう。



社長マスター、早く魔力回復薬を! このままでは生命力が尽きてしまいます」

「もう飲み切った。残りは……ない。それよりメルドが」

「無理です! あれほどの爆撃ではいくらメルド様の再生力でも……」



 イーラの炎は止まる気配がなく、寧ろますます威力を増している。地上は灼熱に包まれ、爆発の中心地は近づくこともできない。数少ない水氷属性の魔法使いたちが消火を試みるも、それは文字通り焼石に水。

 このまま一方的に押されていくかに思えた。

 だが、突如としてイーラの動きが止まる。無限にも思えた火球はもう作り出せず、彼女は荒い呼吸を繰り返しながら宙に留まっていた。

 そう、魔力切れである。

 生命力を変換して生成する魔力が底を突くということは、致命傷にも匹敵する。直接的にイーラを倒すことはできなかったが、人間たちは間接的に追い詰めていたのだ。



(馬鹿な。この私が魔力残量を見誤った……!?)



 イーラ自身も驚いていた。

 それほど彼女の中でメルド・アドラーは大きな存在になっていたのだ。我を忘れて怒りを発散するほど、あの男には苛々していた。



「今だ! あの悪魔を殺せ!」



 すっかり枯れた喉を酷使して、グリゴリは叫ぶ。

 生き残りの冒険者、そして騎士たちも同様に力を振り絞り、最後の魔力を生成して魔法を放った。






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― 新着の感想 ―
[気になる点] なんとなくこれまでも気になる表現はあったのですが、95話でダンジョンコア回収時に、グロリア公国の秘密研究所から発見・解放・保護したユグドラシルが、今回遂にセイが生み出したと明記されてい…
[良い点] 更新ありがとうございます! 次回も楽しみにして待ってます!
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