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<新たな世界!?>

「姉さん達ちょっと来てくれ!!」


俺はリビングに向かいながら大きな声で姉さん達を呼ぶ。


「どうしたの!?」


すぐに姉さん達が駆けつけてくる。


「説明は後だ。アルカこれから見る事や俺達の事は人に喋らない事。できるか?」


「もちろん喋らないよ!」


「えっ!?その子はそんなのでいいの?」


レティは自分との確認の違いに驚いてる。


「アルカは俺の奴隷なんだ………」


俺の言葉にレティは絶句した。


「それであんなに簡素なのね」


「詳しい話は着いてからだ」


「着くって何処に?」


「今から修行する場所。箱庭世界”アナザーワールド”」


「「「「ちょっ!?」」」」


さすがの姉さん達も驚きの声を上げるがもう遅い。そうして俺達は家から消えた。


「どこよここは?」


「ここはいったい?」


「どうなってるの?」


「うわ~すっごい綺麗」


姉さん、シルフィー、レティ、アルカの順に驚きの声を上げる。


「テレポートで何処かに転移したの?」


「違うよ。ここはこの世界の何処にもないよ」


「「「「なっ!?」」」」


俺が姉さんの質問にそう答えると一斉に驚きの声を上げた。


「言ったろ、箱庭世界とここは俺が魔法で作った直径10kmの世界だ」


「コウ兄って神様だったの!?」


アルカが目を輝かせながら聞いてくる。


「ちがうよ。世界を作ったって言ったから神様みたいって思うかもしれないけど、空間魔法をある程度使いこなしてある程度の魔力があればこんな感じの空間くらいは作れるんだ」


「”ある程度”ねぇ~、そもそも空間魔法を使える人なんて殆ど居ないわ。その上魔力を物凄く使うから実用にはあまり向かず唯一アイテムボックスで少量の荷物の運搬に使われてるくらいね」


レティは俺が言うある程度に反応して暗にあんたしかできない事なんでしょと仄めかす。


「慣れない内は魔力効率が悪くて確かに魔力をすごく使うが、慣れてくると物凄く効率の良い魔法だぞ」


「そうなの!?」


「あぁ、アイテムボックスは大体100ぐらいMPを使うがこの空間を作るのに使ったのは500くらいだぞ。」


「うそっ!?」


「土とかは本物みたいだけどこれは空間魔法じゃないでしょ?」


土を触りながらシルフィーが聞いてくる。


「もちろん違うよ。それは精霊の力を借りたよ」


「精霊の力………まさかっ!?」


「まぁその話は置いといて、あっちに家があるから話はそこで」


そう言って俺は歩き出し、みんなも着いてくる。

十分程歩くと大豪邸が見えてくる。俺達は家に入るとリビングで話を始めた。


「端的に言うとこの世界は俺が人の目を気にせず魔法の練習などを出来る為に作った。そしてその修行を快適に行う為にこの家は俺の全知識を使って作ったオーダーメイドだ」


「なるほど。他には何かあるの?」


「家にある機能についておいおい話すとして、この場所では時間の流れが元時間より早く流れている。ここに一時間居たとして帰ったら一分しかたっていない」


「「「「………………」」」」


俺の言葉にみんな固まってしまった。


「ちなみにさっきはあえて外に出たんだが本来はこの場所への出入りはこの家の一室でできる」


「それじゃあ、いつでも此処に来れるの?」


俺の言葉に反応した姉さんがキラキラした目で聞いてくる。


「今のままだと無理だ」


「え~~」


俺の答えに項垂れる姉さん。


「今のままって事は、空間魔法でも覚えたらここに来れるの?」


シルフィーが聞く。


「その必要はない。それに覚えた所でここには入れないしな。ここに入るには鍵が必要なんだ。それさえ持ってればいつでも入れるよ」


「鍵?」


「アルカ以外の三人はどんな時も絶対外さないアクセサリーを考えてくれ。それを鍵にして、ここに転移を念じれば来れるようになるから」


「あたしはブレスレット!」


「私はネックレスで」


「わたしはイヤリングがいいわ」


「よし、それじゃあ作るぞ」


みんなの要望を聞いた俺は鍵を作り始める。テーブルの上に手を翳し三つのアクセサリーを思い浮かべながら創造する。

掌が淡く光りその光が消えるとそこには三つのアクセサリーがあった。


「このアクセサリーは破壊する事も劣化する事もできない。そして装着者以外の者が無理矢理に取る事もできない。例外で俺は全部できるが前二つに関しては姉さん達でもできない。質問はあるか?」


「はい」


姉さんが手を上げる。俺は先を促す。


「アルカの分は?」


「エリナ姉っ!?」


「後で説明しようと思っていたが、アルカはまだちゃんと魔法を覚えてないから一人での転移に不安があるから今はダメだ」


「それなら先に言いなさい。仲間外れにされたと思うでしょ!!」


姉さんに叱られてしまった。


「ごめん、アルカ。だけど俺は絶対にこれから先もアルカを仲間外れになんてしないからな」


「うん!」


「他に質問は?」


今度はレティが手を上げる。


「この鍵となるアクセサリーをわたし自ら他の人に渡した場合はどうなるの?」


「一度着けてしまったら持ち主から一時間以上外した状態だと自動的に消滅する。それに外した状態だと鍵としても機能しない。鍵と本人がそろってここへ来る条件がそろう訳だ」


「それじゃあ、わたしが他の人を連れてこようしたら?」


「その場合も発動しない。もう質問はないか?」


「ええ大丈夫」


「それじゃあ修行に移るか」

大変遅くなりました。私生活が忙しく書く時間があまり取れません。一応最短で毎日更新で最長でも一ヶ月以内を目途にしていますので気長にお待ちください。

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