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<いきなりのランクアップ>

「ただいま」


ギルドに着いた俺は受付に居たカリナさんに挨拶をした。


「お帰りなさいませ、お早いお帰りですね。もう依頼は終わったんですか?」


「あぁ、終わったよ。それとパーティー名決まったから登録もお願いしていいかな?」


「はい畏まりました。それでパーティー名は?」


「暁の明星」


「承りました。それでは皆様ギルドガードを出して少々お待ちください」


俺達はギルドカードを出しカリナさんはそれを持って奥にいった。

しばらく待っていると。


「みっ、皆様ギルドマスターがお呼びしておりますので部屋までご足労願います」


「「「?」」」


三人とも首を傾げ頭にハテナマークが浮かんだ。普通に依頼をこなしただけなのに呼ばれる理由が心当たりがない。

もしかして『シャイニングレイ』でどっか吹き飛んでしまったのか?などと考えながらギルドマスターの元に向かった。


コンコン。


「カリナです。コウ様達をお連れしました」


「入ってくれ」


そう言って朝に来たばかりの部屋にもう一度入った。


「まぁ、座ってくれ。カリナは受付に戻っていいぞ」


「それでは失礼します」


そんなやり取りを横目に座った俺達はギルドマスターを見た。


「それでお前たちを呼んだわけなんだが・・・・・ランクアップしてもらおうと思う」


「「「はぁ?」」」


三人とも意味が分からなかった。


「お前らが今日受けた依頼はなんだ?」


「ゴブリンの三匹討伐ですよ。なにか俺達失敗しましたか?あっでも失敗じゃあランクアップはしないか」


「そうだ!失敗ではないけれども戦果がおかしいって言ってるんだ」


「なにがおかしいですかちゃんとゴブリンを倒したじゃないですかたくさん」


「そのたくさんが問題なんだ。普通Fランクでのゴブリン三匹討伐は難しいんだ。それをエリナは十四匹でシルフィーは十六匹そしてお前は三十匹だ・・・・おまけに巣の破壊までついてるしな」


「おぉ、俺一番」


「最下位とかもっと鍛えないと」


「さすがコウね。エリナはまだまだね」


と三者三様の反応。


「おいおい」


ガウェインさんは呆れ返っていた。


「それでどう問題なんですか?」


「まず、お前らがFランクの依頼を受けると大抵できてしまうため他のFランクの仕事がなくなる。そして戦力がもったいなすぎる。普通、ゴブリンの巣討伐はCで五人Dで十人ほどの冒険者パーティーでやる依頼だ」


「てことは俺らは最低でもCランクレベルの強さはあるって事ですか?」


「そうだ。しかし強さだけでCランクにランクアップできないしかといってこのままFランクにいさすってのもできない。だからとりあえずDランクになってもらう」


「Dランクでも強さだけであげるのは危険では?」


「Dランクまでの依頼はそこまで経験を必要とするものがない。経験が必要なのは護衛とかぐらいだがある程度の強さがあればどうとでもできる範囲だし護衛って言っても行商人とかの護衛だから魔物や盗賊くらいしか襲ってこないしな」


「理由とかはわかりましたが、それでもこのランクアップはレアケースですよね?」


「まぁな」


「早くランクが上がるのは嬉しいのですが、あまり目立ちたくないんですけど」


「すでに目立っているから大丈夫だろう」


そんな適当な・・・・。


「コウ!このランクアップは受けるのよ」


姉さんがさも決定の様に言ってきた。


「でも姉さんこれじゃあ本末転倒になるんじゃ?」


「いい?多少目立つより早くランクアップが重要よ!!時間を掛ければ他の街や他国にしれるかもしれない。でも早めに私達がランクアップしてればその噂でうやむやにできるかもしれないわ」


「だけど」


「だけどじゃないの。ガウェインさんありがたくランクアップ受けさせていただきます」


「そっ、そうかそれはよかった。これが君たちのギルドカードと報酬金だ」


姉さんは黄色に変わったギルドカードを俺達に渡しお金を持った


「それじゃあお腹が空いたしご飯でも行くわよ」


「そうしましょう」


これでいいのかと俺は悩みつつも渋々姉さんたちの後についていくのであった。


「それでは失礼しました」


俺達は部屋を出て腹ごしらえしに街に向かった。

だんだん執筆ペースを保つのが困難になってきました。ペースを変えようか検討中です

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