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<救出>

「父さん俺が姉さんを助けに行くよ」


俺の決意はこの後周囲がどんな反応をするかわからないが今ある力を十全に発揮する事だった


「良いのか?その力を見ればこの国どころか他の国にも伝わる可能性もあるぞ」


「構わないよ!だってこの力は俺が守りたい人を守る力だから。ここで姉さんを放っておくことなんて初めから選択肢にないよ」


「なら頼む!!私達の娘でお前の姉を救ってこい」


「了解!!」


「私もすぐに追いかける!」


そして俺は姉さんの魔力を探し当てて魔法を使う


「『テレポート』」


テレポートは見たことある場所や、知っている人の所に転移する魔法だ。これで一瞬で姉さんの所へついた

そして、そこには傷だらけで疲弊した姉さんたちがいた


「姉さん、姉さん!」


俺は必死に呼びかけた


「コ・・・コウなの?」


「そうだよ!姉さんの弟のコウだよ」


「夢じゃ・・・ない・・の?伝令を・・送っ・・てまだ十分ぐらいよ」


姉さんの言うとおり普通ならこの距離をどうする事もできないのだから夢だと思うものだ


「夢じゃないよ!説明は後でするからゆっくり休んでいて『ホーリーサークル』」


姉さんたちに暖かい光が降り注ぎ傷を治していく


「傷が・・どんどん治っていく」


「傷は治るけど体力や魔力は回復しないからそのまま安静にしておいて」


「安静にって!?コウいくらなんでもあの数を一人でなんて無理よ」


当然の心配である。なんせ魔物は五千体ほどいるのだ

姉さんたちの周りには数百体の魔物の死体が並んでいる。姉さん達でさえそんだけしか倒せなかったのだ

余談だが普通に五千以上と戦って数百も倒せたら十分に英雄レベルといっていいかもしれない


「姉さん心配はいらないから。とりあえず全部終わってから話そう」


俺は無理やり会話を終わらせた

今まで見たことない雰囲気の俺に姉さんは黙ってしまった

姉さんが黙ったのを確認し俺は始めることにした


蹂躙を


「さぁ、魔物達!!お前達が偶然なのか操られてなのかそういう時期だったのか何かなんてわからないが、俺の大切な者を傷つけて生きて帰れると思うなよ」


俺の雰囲気に魔物達は警戒していた。おそらくただの動物的な勘なのだろう

そんな魔物達に対し俺は特大の魔法を使うことにした


「『天に輝く星よ 我が前に降りて すべてを滅せ メテオインパクト』」


本来、詠唱なんかいらないのだけど細かい調整をする時は詠唱するとやりやすいのでたまに詠唱を使う

この魔法威力ありすぎるからやるとこの辺りがなくなってしまうのだ


「うそ・・・なに・・あれ?」


姉さんは上空を見上げ固まっていた

上から落ちてくるのは大きな岩だ。岩といっても大気圏から突入してきて摩擦で燃えながらくるえげつないのだ


ドゴォォォォン


ものすごい音を立て魔物達の頭上に落ちた

魔物達は灰も残らず消え去った


「ほら、これでもう安心だよ」


そう言って姉さんに笑顔を向けた


「帰ったら色々説明してもらうわよ」


姉さんはジト目見ながら言い放った

俺は少し後ずさりしながらも


「元々言うつもりだったから大丈夫だよ」


今日全部説明するつもりだったから何も問題はない!はずだ

そんなこんなしてるうちに軍を引き連れた父さんがやってきた


これから忙しくなりそうだ

戦闘は短いし一瞬で終わっちゃいました。


ここから色々と展開するので思いのほか短めになった感じです

そして、お気に入り登録が100人超えましたありがとうございます


その記念としてちょっとしたイベントしてみたいと思うので活動報告をよければ見てください

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