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<洗礼>

シルフィーと信頼し合った日から4年の歳月が流れた。あれから鍛錬や勉強に明け暮れる毎日で途中から姉さんも加わり皆で忙しく楽しい日々を過ごしていた

それは忘れた頃にやってきたのである。洗礼である

普通なら自分のステータスがどんなのかをドキドキワクワクそして少しの不安で待ち遠しいであろうが俺にはそんな必要がない

だがしかし問題があった。普通ならステータスを見れるようになれば親に見せ一緒に将来について話し合うのだ

てことは俺は父さんと母さんに見せなければならないことになる。ステータスを見せれば色々と不味いこと間違いないだろう。見せなかったら見せなかったでおかしいから怪しまれるであろう

どうしたらいいか一人で考えていたがいいアイディアが浮かばないのでシルフィーに相談することにした


「シルフィー少しいいかな?」


もう5歳だから普通に喋れるのだ


「うん、いいよ。コウどうしたの?」


あれから、色々話し合ったんだがこれからずっと一緒に居るのに堅苦しいのは嫌なので俺から家族のように喋ってほしいとお願いして今の口調になったのである


「もうすぐ洗礼があるんだけど、どうしたらいいかなと」


「あぁ、そういえばそうだったね。あれを見せたら驚いて腰抜かすね」


シルフィーは苦笑していた


「驚かれるくらいならいいんだが、これで怖がられたりするのが怖い」


「あのお二人なら大丈夫でしょう!!エリナだって今までと変わらないはずだよ。だから信じて素直に話すべきかな」


「やっぱりそうかぁ~」


「身分証明としてならスキルとかは見せる必要ないから知られないけど、家族に見せないなんて何かあるって絶対思われるしね」


「そうだな!!素直に話してみることにする」


そして、俺は教会で洗礼を済ませたあと父さん母さんに今までの事すべてを話した


「そうだったのか!良く話してくれた。例えどんなことがあろうともお前は息子だ」


父さんはそう言ってくれた。母さんはというと


「あなたやっぱり生まれてすぐの時に私の言葉をちゃんと理解してたじゃないの」


と、一切気にしていなかった


「父さん母さんありがとう」


そんな二人に俺は頭を下げて礼を言った。この二人の息子でよかったと心の底から思った


「そんなの当たり前じゃない!!私達の息子なんだから」


母さんは笑顔で言ってくれた

これなら姉さんに話しても大丈夫だと思いエリナの場所を聞いた


「そういえば姉さんはどこいったの?」


姉さんはいつもなら一緒に鍛錬しているが今日は洗礼や話もあったから鍛錬は休みにしていたためどこにいるか見当もつかなかった


「今日は兵士達と一緒に見回りするって言ってたわよ」


「そうなんだ。じゃあ帰ってから話そうかな」


「そうね。なるべく早く話してあげないとあの娘拗ねちゃうわよ」


母さんがおかしそうに笑っていた

そんな時である


バンッ


「たっ、大変です!!魔物の軍勢がこちらに向かってきております」


俺達は全員立ち上がって驚いた

今回は短めです。そろそろ戦闘を入れていきたいと思いましたので色々と端折りました。


次回は主人公の戦闘かも

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