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我輩は野良猫である

作者: ねこ屋食堂

我輩は野良猫である名前は勝手に「てぇ」と名乗っているが、みんなには「虎吉」と呼ばれている、自分で言うのもなんだが小汚ない白のサバトラである


お家は夫婦で経営している定食屋のいつも優しい「のりおじいちゃん」と「あけみおばあちゃん」がいつも玄関を開けてくれているので勝手に入る

魚屋の見た目がイカついサングラスの「まつおじさん」がご飯とかくれてたまに家に入れてくれる


生きることだけに精一杯だったワイが、まつおじさんがスマホで見ていた動画を見て目標が出来た!いわゆるYouTuberってヤツでフワフワのそれはそれは可愛い猫「みぃ」の日常の動画だった、野良猫しか見たことないワイはあまりの可愛さに一目惚れしてしまったのだ、しかも来月この田舎町に撮影で来るようだ!ワイはその日を楽しみに日々を過ごしていた


撮影日当日、ご機嫌で撮影地に向かうと


「おい!虎吉!ご機嫌だね!デートかい?これ持ってきな!」


まつおじさんからお魚をもらったのでみぃと一緒に食べようとお魚をくわえてみぃに会いに行った、到着したら同じ考えの野良猫がいっぱいいる…


「なんだよお前その小汚ない格好は(笑)」

「魚とか今どき古いでしょ(笑)」

「お前ジャマだからどっか行けよ(怒)」


ワイはいじられっ子だったからその場でみんなにボコボコにされてお魚もぐちゃぐちゃにされた…その時みぃが到着して一部始終見られた、ワイは泣きながらぐちゃぐちゃにされたお魚をくわえてお家に帰る途中で


「虎吉どうした!血だらけじゃねぇか!こっち来い!」


まつおじさんが手当てしてくれた、お魚もぐちゃぐちゃにされたし本当に申し訳ないとまた涙が込み上げてきた、包帯を巻いてお家につくと今度はのりおじいちゃんとあけみおばあちゃんが心配してくれた、本当に情けないとまた涙が込み上げてきた、でもみぃを一目見れたから良かったけど、カッコ悪い所を見られたからもう会いには行けないからお友達になるのは諦めよう、みんなが優しくしてくれるのでもう心配もかけたくないしね


後日をお礼を言いにまつおじさんの魚屋に行くと


「虎吉大丈夫だったか?なんか昨日来た有名な猫ちゃんが行方不明になったらしいぞ!猫も大変だな!!」


事情は知らないが、ワイにはもう関係ないからほっておこう…実はとても気になるが会った所で話すこともないし、あんな姿見られて恥ずかしいしね、ワイはとぼとぼお家に帰って行った、のりおじいちゃんもあけみおばあちゃんも心配していたからね、すると木陰から


「やっと見つけた!昨日は大丈夫だった!?」


みぃ!!!!!?


なんとみぃがワイに会いに来てくれたのだ!!


てぇ「え??なんで???」


みぃ「昨日はなんかごめんね、会いに来てくれたのになんかケンカになってたでしょ?お魚もぐちゃぐちゃにして、ひどいよね!?私お魚大好きだし腹立ったんだよね!!」


てぇ「え?そうなの???お魚好きなの(汗)???」


みぃ「ここ海もないのにどこで手に入れたの???」


ワイはどや顔でまつおじさんの魚屋にエスコートした


「おいおい!この猫ちゃんあの猫ちゃんじゃねぇか!?虎吉やるじゃねぇか!!」


お魚を2匹もらってみぃと公園でデートしながら食べた、そして何か言いたそうだったが何も言わずにみぃは行ってしまいまたYouTuberとして活動しているようだ、みぃにまた会いたい…てぇがまたみぃと再会するまでの野良猫てぇの日常のお話


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