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月の魔法  作者: Libra
8/13

8月の満月

俺は8月生まれ。

小さい頃から野球ひと筋で、中学、高校と野球部だった。

坊主頭でキャッチー、甲子園にはいけなかったけれど、それなりに楽しい学生生活だった。

高校に入ってからは、りさと樹と3人でよく出かけるようになった。何故かうまがあった。

高校3年の夏のある日、樹から「俺、りさに告白する」と聞いた時は別に驚きもせず、「頑張れ!」と一言言った。


でも、いざふたりが付き合い始めると、俺は何とも居心地が悪くなった。

俺はりさのことが好きだったのか?とも思ったが、それは違う。樹が好きなのか?それもなんとなく違う。


りさばかり目で追うようになった。

りさの持ち物、仕草、気になる。

俺は、りさに憧れてる。異性としての感情ではなく、俺はりさみたいになりたいんだ。

高校を卒業して、りさはここを離れた。

俺は、樹に俺はどうも女の子になりたいみたいだと相談した。樹はびっくりはしたが、わかった。と一言言ってくれた。俺は応援するぞ。


それから俺(私)は、頑張って女の子になる努力をして、今にいたる。


私は、女の子も好きだし、男の子も好き。

それが恋愛感情なのかは分からないけれど、清水くんと一緒にいる時間は楽しい。

憧れのりさといる時間も楽しい。


そろそろ清水くんとの待ち合わせの時間になる。

走ってこっちにきてるわ、あ!つまづいた、転びそう。うふふ、かわいい。


「お待たせしました」


「汗かいて、さぁ、今日はスタージェーンムーン、チョウザメの満月の日、キャビアでも食べに行きましょう」


「はい!」



今日は、私の話しを聞いてくれてありがとう。

読んで頂きありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言]  今回はトランスジェンダーのお話なんですね。  私も同性愛の話とか書く関係でGLBTの動画なんかをよく見ます。  トランスジェンダーの方は色々悩みがあるみたいで大変だなあと言う印象があります…
[良い点] 今ベランダに出たら、綺麗な満月が見えました。 色は白く輝いておりました。 会社にはジェンダーの方はいませんが隠れはいるのかもしれません。今にAIと恋に落ちる人も出てくるのかも。 AIに「月…
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