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月の魔法  作者: Libra
6/13

6月の満月

5月のフラワームーンの日

月の光が花畑を照らしていて、美しいはずなのに、私の目には何も映っていなかった。あれから一週間たった。



その後


樹との、会話は普通に出来る。


「あのこは誰?」って聞けばいいのに、


何故だろう、そんな事を気にする女と思われたくないのか、プライドが邪魔をするのか、どうしても聞けなかった。


ずっと気になっているけれど、聞けないでいる。


そうなると、ちょっとしたら事が気になってしまう。あのこと会っているのかな?メールしているのかな?

あー、もう嫌な女になっている。落ち込む。

そんなもんもんしていると、樹から連絡があった。


「りさ、いちご好きだったよね」


こういうの覚えていてくれるのとっても嬉しい。


「いちご、好きだよ」

心の中で、樹も大好きってつぶやく。


少し心が晴れてきた。


「今度の休みの日、いちご狩りに行こうか」


「うん、行きたい」


嬉しい、でも、素直に喜べない自分がいる。

あー、もう、考えるのやめた。

私は樹が好き。それでよしとしよう。


いちご狩りの日になった。

天気もよし、服装ok、樹の車が見えた。

え!後に誰かいる。


あの子だ


なんで


車が、わたしの前で止まった。

固まってしまったわたし


「りさ、どうしたの?」


「う、うん」


助手席に乗るわたし

その時、携帯が鳴った。会社の後輩からだ


「何かトラブルがあったみたい。わたし、会社行くね

 またね」


とわたしは会社に急いだ。


樹が連絡するね。と言っている。


トラブルもなんなく収まり、後輩くんが家まで送ってくれた。

家の前には樹の車が止まっている。

あっと思ったら、助手席にあの子が乗っている、私は思わず後輩くんの手をとり、来た道を引き返す。


「りさ、待って」


樹が呼んでいる。


「彼女と仲良くね」


私は言い返した。


「彼女?」

「こいつの事か?」

「こいつ同級生の大吾だぞ、、」


「・・・・・・・・」


夜空のストロベリームーンが笑っているように見えた。









読んで頂きありがとうございます。


梅雨空で、ストロベリームーンは見えません。

この頃、お月さま全然見れないような気がします。

月光浴が出来なくて、寂しいです。(>人<;)

どこかでストロベリームーンは見えているのかなぁ?

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― 新着の感想 ―
[良い点]  女心の心理描写が上手ですね❗゜+.゜(´▽`人)゜+.゜  私男の子のなら書けるんですか女の子は超苦手で、羨ましいです。   さすがですねー。゜+.゜(´▽`人)゜+.゜ [一言]  大…
[良い点] なんと⁉︎ まぁ! そんな展開だったとは、、、 続きは次の満月までおあずけですね (バックムーン) [一言] 薄雲かかってますが私の部屋からはお月さま見えていますよ〜。
[良い点] 大吾!?
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