眠れない月夜に 3
「どうだ?少しは落ち着いたか?」
2人はまだベンチに座っている。
「あぁ、大分スッキリしたよ
君には恥ずかしい所を見せてしまったな
私も、もっと強くならないとダメだな
時間は少ないけど、ちゃんと考えて明日にはしっかりとした答えをだすよ
その答えがどんな結果を生もうと、後悔はしない
その時でも君は…」
「あぁ、ついていくさ。
さぁ、そろそろお開きだ………明日に響く
寝坊なんてしようもんなら、メイド長にまたどやされちまうからな」
「ははは__
それは大変だ、私も部屋に戻ろう」
ルナは立ち上がって歩き出す、このまま部屋に戻るのかと思ったら裏庭の階段を上がる途中でこちらを振り返った。
「なぁ、アッシュ
ちょっと聞いてみたいんだが………
その…………私がもし本当に結婚するとしたら、君はどうだ?」
「どうってなんだよ?
それ、どういう意味だ?」
「いや、だからその……
引き留めてくれるのか……なんというか………
君自信が私の事どう思ってるか……なんというか……だからその…… 」
「??
よくわからんが、俺はルナの護衛なんだから、
結婚したところで護衛の任を解かれるまでは何も変わらないだろ?
おめでたいことなら祝福するさ」
「───────そうか…そうだな。
すまない、変な事を聞いてしまったな、忘れてくれ
それじゃあ、今夜はありがとう
おやすみ」
__________タッ
それだけ言うと、ルナは足早に屋敷に戻っていってしまった。
裏庭にアッシュを残したまま。
汗を流し、部屋着に着替えてベッドに倒れ込む。
枕に顔を押し付けながら
「聞きたいのはそんな答えじゃないよ。 バカ」
小さく独り言を言ってルナはそのまま目をとじた。
一方、裏庭では__
「立場ってものがあるだろう、本当の事なんか言えるか バーカ」
独り言を言って月を見上げるアッシュがいた。




