表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オルビア国物語  作者: バルカン
第2章
34/72

危機

ルナの意識がだんだんと薄れゆく

首を絞められ息ができずに視界が狭窄する。



もうダメなのかと思った時

突然、体がフッと宙に浮きドサッと足から地面に落とされる



_____ゲホッ ゲホッ ゲホッ!!!


身体が求めていた酸素を慌てて肺一杯に吸い込み

思わず、咳き込む。




朦朧(もうろう)とする意識をなんとか奮い起たせ

状況を掴もうと目を開けると視界に飛び込んできたのは驚くべき光景だった。



先程までルナの首を締め上げていたマルクスは

左目と肩に矢を受け苦しみ悶えていた。



「_____グゥアアア!」



「お二人とも大丈夫ですか??

頭を下げていてください!」



「フィ・・・・・・フィリア?・・・」



森の奥から馬に乗りフィリアが駆けてくる

しかし、フィリアの後ろに数頭別の馬の姿も確認できた。


________ヒュンヒュン!

立て続けに2本3本と矢が飛来しマルクスに突き刺さる





「ウゥゥゥ!クソォォ!!

誰だァァァァ!」



地面に手を叩きつけ威嚇をするマルクス

体に刺さった矢を乱暴に引き抜き

立ち上がって周りを警戒する。



ザァッと音がしてフィリアがルナの所にたどり着き馬上から降りてきた。



「ルナさん、ご無事ですか?

もう、大丈夫ですよ」



「フィリア・・・ジェイドは…アッシュは…?」



「大丈夫です。



味方を連れてきましたから」



フィリアの後ろに続いてきた馬から黒装束にお面をかぶった者が2名

刀を抜いて、ルナ達の前にでて

マルクスとの間に入る。



その内の1人が手を挙げて合図をすると、周囲の茂みから同様の格好をし、弓矢を構えた伏兵が飛び出してくる。



マルクスは周囲を囲まれてしまった状況だ。




「動くでない

お主の周囲は囲まれておる。


大人しくするのじゃ」


頭上から、女性の声が聞こえるが姿は確認できない。




「なんだお前らぁ!

僕にこんなことして、タダで済むと思っているのかぁ!!!??」



「お主の質問には答えぬ

こちらの言うことに、従ってもらおう


拒否すれば、どうなるかは説明するまでもあるまいな」




「ハハハ…

面白い事を言うじゃないか


説明してもらおうかなぁ!!」



マルクスはクレイボアから取り込んだ力を使って腕を長く伸ばし、辺りの茂みをぐるっと一周薙ぎ払う



___うわぁ!

と声がして数名が吹き飛ばされ、隙をついてマルクスは周囲の黒装束達に無差別に襲いかかった





「やれやれ、警告はしたぞ?

悪いが手加減はできぬしするつもりも無い、覚悟せい」



樹の上から女性が1人飛び降りてくる。

高さのある枝の上から飛び降りたにも関わらず、しなやかに地面に着地をし

一瞬だけこちらをチラリと振り返った後、マルクスに向かって左手を付き出した。



瑠璃焔(るりほむら)




暴れまわるマルクスの背後に火の玉がユラユラと浮かぶ

9つの藍色の火の玉がマルクスを取り囲み周囲を高速で回転する。



「なっ、なんだこれは?」



狼狽(うろた)えるマルクスだが既にに手遅れだった。



(しま)いじゃ」



女性が突き出した左手を握ると

9つの火の玉が一斉にマルクスに向かって飛んでいく。

その顔には明らかに焦りが見え怒りに震えていた。



「クソォォォォォ!

お前らぁ!覚えていろぉ!!!」




周囲9方向から一斉に飛んでくる火の玉を避けきることなどできるはずも無く

マルクスは炎に包まれた。




「さて、終わったようじゃ

相変わらず、アドニスに関わると面倒事ばかりじゃのう


お主ら、無事かの?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ