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オルビア国物語  作者: バルカン
第2章
24/72

ジョー・ドルイド5

ジョー・ドルイドの街は王国軍に包囲されつつあった。



完全な包囲にはまだ至ってないが、整列した憲兵が弓矢で街に火矢を放っている。

また、街の正門入り口付近を固めるような形で兵隊が押し寄せていた。



正門内側でルナ達と別れたアドニスはハンマ達と合流する。



「敵は?

どんな感じなんだい?」



「アドニス様!


敵は街を囲むのが約200

正門前を固めてるのが約40ぐれぇですな


装備は一般的な兵隊の軽装備

正門前の連中が槍を持ってますが全身鎧で固めてるような重装備兵じゃねぇ


馬も十数頭確認できますが、騎馬兵って感じじゃあねぇ

大方、幹部連中がチョロっと馬に乗ってるくらいだ


今んトコ魔術師も確認できてねぇから突破はそう難しくはねぇだろうと思いますぜ」



「まぁ、連中もアタシが抵抗するとは思ってなかったんだろう

装備も街を攻撃したり封鎖するような感じには見えないからね


アイツらの追撃よりアタシらの逃げ足の方が早いだろうさ



にしてもアタシ1人捕まえる為に兵隊240か・・・











随分と舐められたモンだねぇ」




馬に飛び乗り、背中の大刀を抜いて構える

アドニスの部下達30人が馬に乗り、ぞろぞろと集まって

皆、それぞれ武器を構える。



「さぁ、王国軍の連中に傭兵の強さを見せてやろうじゃないか!」




「開門」とハンマが叫び

__ガコン__という音と共に正門が開かれた。




「進め!!」

アドニスの掛け声と共に一斉に馬が駆け出す。

正門を抜けた正面には、整列し槍を構え迎撃の態勢をとる兵隊がズラリ



「儂が!」

といってハンマが先頭に出る。


「うおぉぉぉぉぉらぁぁ!!!


大地を穿つ巨人の一撃(ストンプ・クエイク)




馬上から飛び上がり、柄の長い重厚な大槌(おおつち)を槍兵の隊列に叩きつける。


集団で馬の突撃に備えて構えていた兵隊達は

突然のハンマの動きに対応できず、モロに大槌の一撃を喰らった


正面にいた槍兵4人程がグシャッと音と共にペチャンコに潰れる。

同時に回りにいた兵士達も大半が衝撃で倒れる。





「今だ!!」



槍兵の隊列が崩れた所を一点集中で突破をかける

時々、アドニスに向かって突きだされる槍を刀で薙ぎ払い、お返しといわんばかりに数人の兵隊を切り捨てる。



槍兵の隊列はあっけなく突破し、時々飛んでくる矢を叩き落としながらアドニス達は街を離れて行く。





「すごい………」

「どうか、お気をつけて…」

「・・・」


どんどん小さくなって行くアドニス達を見てルナ達は呟いた




「ほな、さっさと行くで!

ボサッとしとる時間無いんや!


姉ちゃんも、悪いけどゆっくり自己紹介なんかしとる暇あらへん。

銀髪の兄さんも意識は戻ってへん


今は急いで隠れ里とやらに着くのが最優先や!

とりあえず、黙ってついてきてや!」



「あ・・・・・・あぁ、分かった」

突然、話しかけられ面食らうルナ



「あ…あの、ごめんなさい…

言い方はぶっきらぼうですけど、悪い人じゃないんです…


私はフィリア、あの人はジェイドっていいます。

よ…よろしくお願いします」





「あぁ、ありがとう

こちらこそよろしくお願いします」



3人は馬に跨がり、アッシュだけはジェイドの馬の後ろにくくりつけるような形で正門とは反対側の森に抜けれる裏口から街を抜け出すのだった。

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